プロでもサドル痛。ジェイ・ヒンドレーがブエルタ欠場へ。
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チームDSMはすでに今年最後のグランツールのブエルタ・エスパーニャに向けた布陣を発表ずみだが、そのうちの1人のジェイ・ヒンドレーがブエルタ欠場を発表した。チームのツイッターを見てほしい。
Team DSM’s @ChrisHamo_ is to replace @JaiHindley at #LaVuelta21.
— Team DSM (@TeamDSM) August 2, 2021
🗣️”I’m happy the team puts my wellbeing at the first priority and with the new program we have some great goals where I’m motivated to bring home some strong results for the team.”
More: https://t.co/nFM06EjLSW pic.twitter.com/lE5UKrGmLf
ヒンドレーの代わりに、今年のジロ・デ・イタリア第12ステージで惜しくも2位となったクリス・ハミルトン(Chris Hamilton。オーストラリアの26歳)が入る。
いったいなぜヒンドレーが欠場するのかといえば、理由はコロナや体調不良というわけではなく、サドルによる痛みだ。
もともとサドルとの相性が悪かったのか、それともあるタイミングで体の肉付きや体の使い方もしくはポジションが変わった影響なのかなど理由は不明だが、長時間・長期間のライドではサドルによる痛みが発生していたようだ。
ヒンドレーはブエルタに向けたトレーニングをしており調子そのものは良かったのだが、医師との相談のもと今回のブエルタ欠場を決めたとのこと。
しかし長丁場のステージレースであるブエルタの代わりに、より短期間のステージレースには出場するようだ。たとえば今月の8/9から始まるツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne)や8/29のブルターニュ・クラシック(Bretagne Classic)などに参戦予定となっている。
今回のヒンドレーの件は、プロでも、いやプロだからこそサドルによる痛みというのは不可避という例だろう。最近は様々な技術や理論の進展によりほんとうに多くの種類のサドルが販売されているので、自分に合うものが見つかることは十分あり得る。だが、それら全てを試すことは現実上不可能であり、ベストなサドルに巡り会える可能性は理論的にはあるものの、現実的にはある程度で妥協せざるを得ないというのもなかなか「ぐぬぬ・・・」という気持ちにさせる。
ちなみにブタも何年か前に今のサドルに変更したが、数年間はなかなか尻に合わず、2時間のライドですらわりと嫌・不快だった。でもいろいろ位置をいじったり、ポジションを変えたりし続けた結果、今では「まぁええか」と思いながら1日中乗れる程度にはなっている。
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