Enter your email address below and subscribe to our newsletter

「脱法テープ」の禁止がイタリア優勝の副因?東京五輪チームパシュート決勝

「脱法テープ」の使用禁止が、イタリアの金メダルに有利に働いた?

Share your love

昨日の東京五輪の自転車トラック競技の1つ、チームパシュート決勝戦はイタリア vs デンマークの名勝負となった。両国ともに去年までの世界記録を上回るタイムで走行。そして金メダルは現世界王者フィリッポ・ガンナ(Fillipo Ganna:INEOS Grenadiers)を擁するイタリアが勝ち取った。

イタリアは準決勝でも世界記録を更新(3分42秒307)していたが、決勝でも自身が打ち立てた世界記録をさらに更新(3分42秒032)した。

だが上述のようにデンマークも世界記録に匹敵するペースで好走したため、両国の対決は「まばたき」ほどの差が勝敗を分ける結果となった。

具体的には、レース後半からデンマークがペース少しずつ上げ、13周目で0.714秒差、14周目時点で0.492秒差、15周目時点で0.285秒差となり、最終周回の半ばまでデンマークが0.055秒速かった。しかし、イタリアは最終局面でフィリッポ・ガンナがチームを鬼引き。そしてイタリアが勝利するも、そのタイム差はたったの0.122秒!!

この決勝戦の両国のペースの推移を比較したデータを見てほしい。

さて、たった0.122秒が命運を分けることになったのだが、この差を生んだ要因はいろいろあるだろうが、そのうち機材とウェア(?)という要因についてあるネタを紹介しておこう。

情報源:Tokyo Olympics: Danes’ banned kinesiology tape could have swung Team Pursuit in Italy’s favour

クランクの差と「脱法」テープの使用禁止

まず機材という点では、イタリアチームはそのバイクにエアロ効果が高い形状・デザインのクランクを使っていた。一方でデンマークチームは普通のクランク。イタリアチームがエアロ効果を重視する一方、デンマークチームは剛性の高さを優先したものと思われる。

このクランクのエアロ性能が0.122秒の差を生み出す1つの要因だったかもしれない。

そしてもう1つの要因が「脱法テープ」の有無だ。

先日デンマークチームについて「脱法テープ?五輪トラック競技でデンマークチームが脚に貼ったテープについて」という記事を書いたのを覚えているだろうか。また見ておいてほしい。

この「脱法テープ」について、再び確認として次の画像を見てほしい。

脛から膝下にかけて肌色のガムテープのようなものが貼られているのがわかるだろうか。このテープは本来、医療用として血液の流れや筋肉の動きを改善する目的で使われるもの。それをデンマークチームはおそらくエアロ効果目的で使用していた。

だがこのテープについて、他チーム(英国)からクレームがつき、UCIによって「決勝では使うな」とのお達しが来ていたようだ。そのためデンマークチームは決勝ではこのテープを使えなかった。

情報源記事でエアロ効果の専門家は、自転車の走行での空気抵抗は人体が8割を占めていて、膝は特に空気にそのまま露出していて、膝はエアロ効果の高い形をしていないため、空気抵抗を減らすという点では膝あたりに工夫を凝らすのは空力という点でメリットがあるだろうと述べる。

ひょっとしたらこのテープを使っていればデンマークが勝っていた可能性も・・・?

Împărtășește-ți dragostea
piginwired
piginwired
Articole: 7014

2 comentarii

  1. LIVE配信で見てましたが、てっきりイタリア負けだぁ〜と思ってたら最終周回で逆転!?
    これには驚きました。ガンナ、さすがの実力発揮でしたね。
    しかし、0.122秒差に脛テープが関係してたとしたら…

    • 僅差どころではない超僅差のレースとなって熱かったブヒね。両チームとも見事なペース管理としかいいようがなく、さすが頂点を極める者同士のレースだったという感じブヒね。
      個人的にはイギリスが勝ち上がると思ってたので、デンマークが銀とはちょっと意外な感じ?

Lasă un răspuns

Adresa ta de email nu va fi publicată. Câmpurile obligatorii sunt marcate cu *

Acest site folosește Akismet pentru a reduce spamul. Află cum sunt procesate datele comentariilor tale.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!