最大斜度18%!今日のブエルタ第3ステージのコース紹介。ベルナルが動くか?
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今夜行われる2021ブエルタ・エスパーニャ第3ステージのコースを紹介しておく。いきなりの山岳ステージだ。
最大斜度18%!ゴールは1級山岳の山頂ゴール
3級山岳が2つ、そして最後は1級山岳の山頂フィニッシュだ。
??「いきなり山頂フィニッシュかよ。ブエルタらしいな」
この1級山岳だが、次のようなコースデータとなっている。
標高は1485m、登坂距離7.6kmで、平均斜度9.3%!最大斜度18%!!
かなりハードで難易度の高い山脈だ。第三週目に登場してもおかしくないレベルの難関山岳。
もちろんここでステージ優勝争いや総合順位争いが勃発するのは間違いないだろう。個人的に予想されるのは、INEOS Grenadiersのエースであるエガン・ベルナルがアタックすること。成功しそうになければすぐにやめるだろうが、もし後続がお見合いするようなことになれば遠慮なく一気に加速し続けるだろう。
また最大斜度18%の箇所もありその手前でパンクすれば大きなタイムロスとなろう。山岳ではチームカーもあがってきにくいのでバイク交換に時間がかかること必至。メカトラのダメージを最小限に留めるため、似た体格のアシストとともに登り続けたい。
三級山岳にボーナスタイム設定
上のコースプロフィール画像をみてもらいたい。2つ目の3級山岳ボコス峠に丸印でBという文字マークがあるのがわかる。これはボーナスタイムが設定されていることを示す。1位通過すれば3秒、2位で2秒、3位で1秒ずつもらえる。
仮にその三級山岳ボコス峠で1位通過かつステージ優勝もするとすれば、
- ステージ優勝による山岳ポイントが20ポイント
- ステージ優勝によるボーナスタイム10秒(2位は6秒、3位は4秒)
- 三級山岳のボーナスタイムで3秒
- 三級山岳の山岳ポイントで3ポイント
積み重ねたボーナスタイムやポイントが各グランツールの最後の最後で勝者と敗者の運命を決定づけることはよくあること。そのため少しずつ積み上げたいところ。
ステージ優勝は狙わないとしても、このボコス峠はJumbo-Vismaが集団をコントロールしながら(ライバルチームの動きを邪魔しながら)プリモシュ・ログリッチも動いてくるのではないだろうか。