2021ブエルタ第2ステージの結果と感想
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ついに昨日から始まったブエルタ・エスパーニャ。昨日の第1ステージは個人TT。その放送はいつものJスポだが、なんと放送開始は深夜1:50から。「(#゚Д゚) 起きてられるか!」というわけでしっかりと就寝。よって見ていなかったので感想は書かなかった。
その結果は東京五輪金メダリストのプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)の優勝。さすがとしかいいようがない。そして五輪からしっかりと好調を維持していることがうかがえる。
さて今日の第2ステージはどうなった?
目次
第2ステージのコース
今日は平坦ステージでゴール前の集団スプリントが予想されるコース。ブエルタというと平坦詐欺で定評のある大会だが、今回はそんなことはなさそう?
1つの重要項目は、中間スプリント。誰が取りにいくのかで第1週のポイント賞ジャージ争いの行方が占えるかもしれない。またポイント賞ジャージを着るアスタナのアランブルはどう動くか?
そして最重要項目はもちろんゴール前スプリント。あえて中間ポイントは狙わないでゴールでの勝利だけに照準をあわせるスプリンターは誰か?それによってそのチームの戦略が見えてくる?
やっぱりブエルタはこうでないとね
E pórtico inflável não colabora. Isso já deu problema.#Ciclismonaespn #lavuelta21 #lv2021 pic.twitter.com/I6gYYRQ0FJ
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) August 15, 2021
(ノ∀`)アチャー
残り16kmの中間スプリント
残り16kmあたりに設定された中間スプリントを前にしてポイント賞ジャージを着ているアランブルを擁するアスタナが集団先頭へ。そのままアスタナ先頭で突き進むかと思われたが、その後様々なチームが前に出てきて混沌とする。
アランブル自身は、スプリント力のあるクライマーという感じなのでゴール前スプリントではピュアスプリンターたちに勝てない。そこでポイント賞ジャージを維持するためにも中間スプリントで確実にポイントを稼ぎたいところ。
そんな中間スプリントの結果を動画でどうぞ。
🏁 – 16,7km | Etapa 2 – Stage 2 | #LaVuelta21
— La Vuelta (@lavuelta) August 15, 2021
💨Sprint intermedio Tardajos
1⃣ @FabioJakobsen
2⃣ @aranburualex
3⃣ @bert_bvl@skoda_es
👉https://t.co/zqaO4Bw62K pic.twitter.com/7KAzYq1v1z
1位はDeceuninck-QuickStepのエーススプリンターのファビオ・ヤコブセン。一方アランブルは無事に2位で通過。できれば1位になりたかったが、まぁ仕方ない。
残り5kmで落車!!
今日もやはりというかゴールが近づいて大きな落車が発生してしまった。負傷した選手やその程度などはまた明日になると詳細が判明するだろう。
ただ今日の優勝候補となるスプリンターの多くは巻き込まれず、そしてリーダージャージのログリッチも無事だった。
ラストスプリント!
上の落車のせいで、スプリンターのチームのトレイン形成にも影響があっただろう。きっちりと支配的なトレインを組めるチームがないままスプリンターたちが加速。その結果がこちら。
各チームが隊列を組んで集団スプリントへ
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】ブエルタ開催中🇪🇸 (@jspocycle) August 15, 2021
フアン・モラノ(UAD)がスプリントを開始、マシューズ(BEX)が続きファビオ・ヤコブセン(DQT)とフィリプセン(AFC)が横並びでフィニッシュ
Cycle*2021 #LaVuelta21 2st
〜J SPORTSオンデマンドで無料LIVE配信中〜https://t.co/ZpkVjrXGDd#jspocycle pic.twitter.com/PyowbxIlGL
Deceuninck-QuickStepのファビオ・ヤコブセンとAlpecin-Fenixのヤスパー・フィリプセンがほぼ同時にゴールに飛び込んだ。ヤコブセン?フィリップセン?ワカリマセン?
横から捉えた動画を。
🏁Etapa 2 | Stage 2
— La Vuelta (@lavuelta) August 15, 2021
🙋🏻♂️🏆 @JasperPhilipsen 🏆#LaVuelta21 pic.twitter.com/GIeMzjle5O
この角度だとはっきりとフィリップセンが先着したのがわかる。ゴールの瞬間の画像を切り出すとこうなる。
個人的には今年のツール・ド・フランスでマーク・カヴェンディッシュとのポイント賞ジャージ対決に敗れたマイケル・マシューズがブエルタでその雪辱となるかに期待していたが3位。またアランブルは5位。
ステージのトップ10
順位 | 選手名 | チーム名 |
1 | JASPER PHILIPSEN | ALPECIN – FENIX |
2 | FABIO JAKOBSEN | DECEUNINCK – QUICK – STEP |
3 | MICHAEL MATTHEWS | TEAM BIKEEXCHANGE |
4 | JUAN SEBASTIAN MOLANO BENAVIDES | UAE TEAM EMIRATES |
5 | ALEX ARANBURU DEBA | ASTANA – PREMIER TECH |
6 | JON ABERASTURI IZAGA | CAJA RURAL – SEGUROS RGA |
7 | MARTIN LAAS | BORA – HANSGROHE |
8 | RICCARDO MINALI | INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX |
9 | FLORIAN VERMEERSCH | LOTTO SOUDAL |
10 | PIET ALLEGAERT | COFIDIS |
3人がポイント賞争いで50ポイントで並ぶ。ポイントランキングトップ10
さて1位のフィリップセンは50ポイント獲得。2位のヤコブセンは30ポイントだが、上述の中間スプリントを1位通過したため20ポイントが加算される。そこでこの2人が同じポイントで並んでしまった。さらに、アランブルは5位で16ポイント、中間スプリントで2位なので17ポイント加算、そして第1ステージの個人TT2位で17ポイントをとっているためにそれらの合計で50ポイント。
つまり3人が50ポイントで並んでしまった。「え、だったら誰がポイント賞1位になるの?」と思うが、公式的にその1位はヤスパー・フィリプセン、2位はファビオ・ヤコブセン、そして3位にアレックス・アランブルだ。
ポイント賞のトップ10は次のとおり。
順位 | 選手名 | チーム名 | ポイント数 |
1 | JASPER PHILIPSEN | ALPECIN – FENIX | 50 PTS |
2 | FABIO JAKOBSEN | DECEUNINCK – QUICK – STEP | 50 PTS |
3 | ALEX ARANBURU DEBA | ASTANA – PREMIER TECH | 50 PTS |
4 | MICHAEL MATTHEWS | TEAM BIKEEXCHANGE | 27 PTS |
5 | PRIMOŽ ROGLIČ | JUMBO – VISMA | 20 PTS |
6 | JUAN SEBASTIAN MOLANO BENAVIDES | UAE TEAM EMIRATES | 18 PTS |
7 | BERT VAN LERBERGHE | DECEUNINCK – QUICK – STEP | 15 PTS |
8 | JAN TRATNIK | BAHRAIN VICTORIOUS | 15 PTS |
9 | JON ABERASTURI IZAGA | CAJA RURAL – SEGUROS RGA | 14 PTS |
10 | OMAR FRAILE | ASTANA – PREMIER TECH | 13 PTS |