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今日の第9ステージが終わると大会最初の休息日となる。昨日の第8ステージは大きなトラブルもなく無事に終わった平坦ステージだったが、今日の第9ステージは休息日直前ということで、「動き」が起こるであろうコースが用意された。
すなわち、超級山岳の山頂フィニッシュだ。
最初の休息日を前にして第1週目の最後を飾るのはもちろん本格的な山岳ステージだ。そして今大会初の「超級山岳」が最後に登場。その超級の山頂でフィニッシュを迎える。もちろんこの超級でスーパークライマーや総合勢らが積極的にしかけてくるはずだ。
山岳は2級→1級→3級→超級となっており、全部上位で通過すればかなり多くの山岳ポイントをそしてボーナスタイムも稼ぐことができる。
現時点での山岳賞トップ10はこうなっている。
順位 | 選手名 | チーム名 | ポイント数 |
1 | PAVEL SIVAKOV | INEOS GRENADIERS | 16 PTS |
2 | MICHAEL STORER | TEAM DSM | 12 PTS |
3 | JACK HAIG | BAHRAIN VICTORIOUS | 11 PTS |
4 | ROMAIN BARDET | TEAM DSM | 11 PTS |
5 | REIN TAARAMÄE | INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX | 10 PTS |
6 | KENNY ELISSONDE | TREK – SEGAFREDO | 10 PTS |
7 | SEPP KUSS | JUMBO – VISMA | 9 PTS |
8 | JAN POLANC | UAE TEAM EMIRATES | 6 PTS |
9 | CARLOS VERONA | MOVISTAR TEAM | 6 PTS |
10 | JOSEPH LLOYD DOMBROWSKI | UAE TEAM EMIRATES | 6 PTS |
山岳賞争いはまだ1週目ということもありこのような僅差の勝負になっている。そして今日登場する山岳の順場にあわせてポイントの配分を見ていくと、
2級山岳 | 上位3人に対して順に5、3、1ポイント |
1級山岳 | 上位5人に対して 順に 10、6、4、2、1ポイント |
3級山岳 | 上位3人に対して順に3、2、1ポイント |
超級山岳 | 上位5人に対して 順に 15、10、6、4、2ポイント |
ゴールでのポイント | 上位15人に対して順に20、17、15、13、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1ポイント |
となっている。仮にすべてこれらの対象者の中に入っていたとすると、最小で6ポイント、そして最大53ポイントを稼ぐことができる。
上述のように僅差の山岳賞争いなので、いっきにランキングが大きく変動する可能性が高い。そのジャージを狙っている選手は絶対に今日のステージで積極的に走らなければならない。
最後の超級山岳のプロフィールはこうなっている。
13.2kmの登坂距離で、6.4%の平均斜度。そして15%の最大斜度。
この15%の区間は直前の11.7%、そして直後の9.1%に挟まれているため、この激坂区間でおそらく総合勢の誰かがアタックするはず。イネオスのトリプルエースのうち誰かがアタックだろう。可能性が高いのはアダム・イエーツか?
ただそこからゴールまで残り距離がまだ5km以上残るので、そこからの区間でも失速せず踏み続けられるかがポイントになるだろう。もちろん追走がお見合いしてくれればハッピーだ。
イネオスとユンボのトレインが集団をスピードアップさせるのは確実。そこで生き残れなければそもそも最後のアタック合戦に加わることはできない。特にイネオスの山岳トレインについていけるかが、今日の総合勢の最低限の任務となるか。