こんなのってないよ・・・2021ブエルタ第11ステージの結果と感想
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今日の第11ステージは昨日の第10ステージとわりと似ている感じのコースだ。「級」設定がされている山はゴール前に2級山岳があるだけという点で同じ。
昨日はログリッチがプラスマイナス両方の点で沸かせてくれたが、今日も動くか?
今日のコース
今日のコースの紹介は記事「疑心暗鬼?2021ブエルタ第11ステージのコースについて」で書いておいたので、読んでおいて欲しい。
ポイントは、公式のコースプロフィール画像などには掲載されていない激坂区間がある(とされている)点だ。なんでも斜度20%近くの区間が短いながらもあるもよう。
フィリプセンなど3名がリタイア
さきほどの記事でも書いたが、アルペシン・フェニックスのエーススプリンターでポイント賞2位のヤスパー・フィリプセンが発熱を理由としてリタイア。
など、アスタナのアランブルとチームEFのサイモン・カーもリタイアとなった。
残酷すぎる!ゴール前の激坂決戦!
🎥🏁 – 100 km | Etapa 11 – Stage 11 | #LaVuelta21
— La Vuelta (@lavuelta) August 25, 2021
🚴 @edwPlanckaert @Jonathanlastra_ @MagnusCort @JoanBou97 y @Harm_VH se consolidan en fuga
💨Planckaert, Lastra, Cort, Bou and Vanhoucke are now the head of the race!
👉https://t.co/zqaO4Bw62K pic.twitter.com/mEsidqqYUp
今日の逃げはこの5名。
- エドワード・プランカールト(Edward Planckaert:ALPECIN-FENIX)
- ヨナタン・ラストラ(Jonathan lastra:CAJA RURAL-SEGUROS RGA)
- マグナス・コルト(Magnus Cort:EF EDUCATION-NIPPO)
- ジョアン・ボウ(Joan Bou:EUSKALTEL-EUSKADI )
- ハーム・ファンフック(Harm Vanhoucke:LOTTO SOUDAl)
この5名がずっと逃げ続けるが、残り約20kmあたりで始まる2級山岳でチームEFのマグナス・コルトが他の選手を蹴落とし独走を開始する。
一方で追走のメイン集団も2級山岳に向けてタイム差を縮小させていき、1分以内のタイム差につめよりながら2級山岳に突入。
だがプロトンでは結局特筆すべきは生まれないまま集団はその山岳を超える。
その山岳のトップ通過はマグナス・コルト。2位は山岳賞ジャージを着るダミアーノ・カルーゾ。3位はダビ・デ・ラクルス。カルーゾはしっかりとジャージをキープ。一方現時点で山岳賞争いで僅差の2位のロマン・バルデは動かず(動けず?)
マグナス・コルトが集団から20秒ほどのリードを保ったまま、ゴール前1kmの激坂区間に突入。
コルトのすぐ背後にマスとログリッチが迫る!だが、2人はお見合い状態になり、一旦失速。そして残り500m!いけコルトおおおおおおお!!
ゴールシーンを動画でどうぞ。
独走中のマグナス・コルト(EFN)が粘る
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】ブエルタ開催中🇪🇸 (@jspocycle) August 25, 2021
背後から総合勢が迫り来る、逃げ切るか、追い抜くのか?!白熱のフィニッシュ
Cycle*2021 #LaVuelta21 11st
【アンテケラ 〜 バルデペーニャス・デ・ハエン】
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信中〜https://t.co/Wud429TsHk#jspocycle pic.twitter.com/YXmohhiegM
(´・ω・`)コルトォ・・・悲しすぎる・・・
そしてログリッチは強すぎる。INEOS Grenadiers勢もみんなアップアップの中、1人最後まで加速し続けるとかすごいわ。昨日の落車の影響を全く感じさせない強さ。それ自体は喜ばしいことだが、やはりコルトに勝ってほしかった・・・
今日のトップ10
順位 | 選手名 | チーム名 | タイム差 | ボーナスタイム |
1 | PRIMOŽ ROGLIČ | JUMBO – VISMA | – | B : 10” |
2 | ENRIC MAS | MOVISTAR TEAM | + 00H 00′ 03” | B : 6” |
3 | MIGUEL ANGEL LOPEZ | MOVISTAR TEAM | + 00H 00′ 05” | B : 4” |
4 | JACK HAIG | BAHRAIN VICTORIOUS | + 00H 00′ 07” | – |
5 | ADAM YATES | INEOS GRENADIERS | + 00H 00′ 07” | – |
6 | ROMAIN BARDET | TEAM DSM | + 00H 00′ 07” | – |
7 | FELIX GROSSSCHARTNER | BORA – HANSGROHE | + 00H 00′ 07” | – |
8 | ALEKSANDR VLASOV | ASTANA – PREMIER TECH | + 00H 00′ 07” | – |
9 | EGAN ARLEY BERNAL | INEOS GRENADIERS | + 00H 00′ 11” | – |
10 | ODD CHRISTIAN EIKING | INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX | + 00H 00′ 11” | – |
ステージ終了後の総合順位データと各賞ジャージは次の記事で。
やっぱり勝たせたかったですよね、コルトに。
でも逃げ続けて脚が残ってなかったですね。一気に抜かれた後は(心が折れたのかもしれないけど)ガクッと速度落ちて最後は蛇行しながらの25位…
それにしてもログリッチは群を抜く強さでしたが、あの超激坂をグイグイと直登で駆け抜けたのには舌を巻きました!
ログリッチはほんと心身ともに絶好調という感じブヒね。
失意のツールで精神的に厳しいものがあったかもしれないけど、東京五輪個人TTの金メダルがかなり良い刺激になったのかも?
この第11ステージのコルトは残念すぎたけど、まさか翌日の第12ステージであんなミラクルを起こせるとは!