今日の超級でスプリンター全員死亡か。2021ブエルタ第18ステージのコースについて
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昨日の第17ステージで王者の貫禄をみせつけマイヨ・ロホを奪還したプリモシュ・ログリッチ。だが今日の第18ステージも昨日とおなじ超級山岳ステージだ。はたして今日も強いままでいられるか?
Salas~Altu d’El Gamoniteiru:162,6km
昨日は3→1→1→超級という順番だったが今日は1→1→2→超級となっている。そして同じ超級でも今日のほうが標高がかなり高い。昨日の超級は登坂距離7.6km、平均斜度9.3%、標高1003mだったが、今日は登坂距離14.6km、平均斜度9.8%(←!?)、標高1770mと頭のおかしくなるデータとなっている。同じ超級でもレベルが違いすぎる。主催者の頭はどうなってんだ。。
そんな頭のおかしい超級のプロフィールがこちら。
ほぼすべて斜度10%以上のクソ山岳だ。総合勢やクライマーはともかくとくして、最も厳しい闘いとなるのは実はこれを登らされるファビオ・ヤコブセンなどのスプリンターたちではないか。時間制限でリタイアも十分ありうるのでは?
しかも超級でタイムアウト失格を免れるためには、それまでの1級山岳などでも時間を稼がないといけない。つまり1日中ずっと必死に登り続ける必要がある。
スプリンターのためのステージはこの前の第16ステージが最後だったけに、今日でスプリンターは帰るかもしれない。この超級のデータを見ればもうそれもやむなしと納得もできよう。Deceuninck-QuickStep勢がどういう結末を迎えるかという点でも必見だ。
もちろん総合勢はこの超級でほぼすべてが決まるだろう。個人TTの強いログリッチに最適ともいえる最終日個人TTがある今大会。それだけにライバルたちはこの超級でなんとかタイム差を挽回したいが・・・現状のクライミング能力を考えればそれもかなり厳しいと言わざるを得ないか。