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ロードバイクに使われる技術はいろいろ変化してきて、特にここ数年は変化それまでよりもずっと大きな変化になっていると思われる。シマノのSTIシステムの登場、あるいはカーボンフレームの登場と同じようなレベルの(いいすぎか?)劇的な変化が起こっていると思う。
その変化の要因は、エアロロードバイクの進化と主流化、ディスクブレーキの普及、23mmを超える幅広タイヤの主流化、チューブレスタイヤとクリンチャータイヤの進化などが挙げられる。これらの変化がほぼ同時期に発生し、その結果大きな変化になったと思われる。
それらの中でタイヤ幅という点では、23mmよりも25mm/26mmタイヤのほうが速いと科学的に明らかになり、これまで常識(迷信?)が覆された。そして、最近では最高級モデルのバイクですら28mmを採用するのが増えてきつつある。
タイヤは幅が広ければ広いほど速いのか?
そこで今回は26mmタイヤと30mmタイヤを室内のローラー台で比較実験した動画をご紹介。さっそく次の動画を見て欲しい。英語だが、数字だけ見れば結果はわかると思う。
実験に使われたタイヤはピレリ(Pirelli)のPirelli P-Zero Race TLR。それの26mmと30mmだ。
バイクはGiant TCR Advanced Pro 2 Discで、ホイールはFFWD F3AD。
時速40kmの走行で、インターバル5分という設定。
これは動画の4分あたりに登場する結果だ。空気圧を全く同じにした場合のデータだが、26mmタイヤのほうが14ワット分、必要な出力が増えている。つまり、30mmタイヤのほうが省エネという結果になった。
こちらは30mmのほうを空気圧65PSI/4.5BARに、一方26mmのほうは83PSI/5.7BARに設定。つまり26mmのほうが空気圧が高いという設定だ。
この場合だと上の空気圧が同じ場合の比較とは異なり、5ワット分だけ26mmのほうが省エネとなっている。
単純に考えればより幅が広いタイヤのほうが変形量が少ないため路面との摩擦が減って速い。だがそれも空気圧次第。適切な空気圧でなければその効果も減ってしまう。
じゃあ適切な空気圧はいくらなのかと言われると、タイヤによって、チューブによって、乗る人間の体重によって、乗るコースや路面によって、気温によって・・・などなど複数の要素によって異なってくるためいちがいには言えない。毎回いろいろなデータをとって自分なりの最適解を見つけるしかない。
しかも今回の実験では空気抵抗というエアロ性能は考慮されていないため、真正面からの空気抵抗という点では幅が狭いタイヤのほうが有利かもしれない。だがそれもスポークの形状によっても左右されることもあるだろう。
というわけで、結局はアマチュアならば「好きなタイヤ」「気持ちのいいタイヤ」を使えばそれでいいんじゃないかな?という結論に。身もふたもないね。
トラックやローラーはカンカンの方が良い数値出るので今までそれを信じてた訳ですが
一般の路面の様に凹凸がある場合はそれをいなせる太め低圧が逆転することがわかってきたんですよね
振動による疲れも減りますし
こんな有名チャンネルが今更?ってなりますね
たぶんネタに困ってたのではと予想。
あるいは実際に自分で計測しないと我慢できない人種だったのかも?
28C、30Cの時代がもうすぐそこに!