【2021パリ~ルーベ】ゴール後のファン・アールトのコメント
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昨夜の2021パリ~ルーベは事前の天気予報通りの雨となった。20年ぶりの雨のパリ~ルーベだった。そしてもうめちゃくちゃな1日だった。その感想はすでに「もうめちゃくちゃ!泥地獄と化した2021パリ~ルーベの結果と感想」で書いてある。
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泥と泥水の地獄と化したパリ~ルーベ。そんな地獄で真価を発揮すると期待されたのがシクロクロスでも超一流のマチュー・ファン・デル・プールとワウト・ファン・アールト。
今回はファン・アールトのレース後のインタビュー動画をご紹介。次の動画がそれだ。
昨夜のパリ~ルーベではゴールまで残り70kmという距離で、ファン・アールト最大のライバルのマチュー・ファンデ・ル・プールが誰もが慎重に曲がろうとする泥だらけの直角コーナーを利用して加速。
しかし、そのときファン・アールトはマチューを負わなかった。そしてそのマチューの動きが、この日のレースを決定づけたと言ってもいい。
このインタビュー動画で、そのときマチューを見送った点について質問されたファン・アールトは、「あれはミスったわ」と述べている。どういう判断でマチューを先行させたのか詳しいことはわからないが、ちょっとした判断の遅れ・躊躇があったのだろう。
このコメントからしてわかるように、やはりあれは体力的に追えなかったとかではなくて判断ミスだった。
また「マチューらとのタイム差を埋めるのに体力を使ってしまうことも恐れた」とも述べている。それがマチューとの差をさらに開かせた。
さらに途中でサングラスをなくしてしまっていたようだ。「良い視界を得るのが難しかった」とも。おそらく途中で司会確保のためにサングラスを外して走っていたのだろう。というも、サングラスをしていると前を走る選手らがハネあげた泥がいっきにレンズを覆ってしまい全く見えなくなる可能性があるからだ。
だが、そんな風にサングラスを外していたからこそ、逆にサングラスを衝撃などで落としやすくなっていたということか。
Jumbo-Vismaはレース序盤から3名の選手を逃げに乗せていたのだが、そのうち2名がまだファン・アールトの前にいた。だがその2名もパンクなどの不運で脱落。マチューを追うためのアシストをファン・アールトは失ってしまっていた。
一瞬の判断ミス、アシストのパンク、サングラスの紛失など複数の要因が重なってファン・アーアルトのレースが終わった。
そして上のインタビュー動画の最後では、「7位という結果以上は望めなかっただろう」と感想を締めている。
2021パリ~ルーベのハイライト動画はこちら。