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当代最強のスプリンターとの声もあるLotto Soudalのエース、カレブ・ユアン。だが今年のツール・ド・フランスでは第3ステージのゴール直前で落車。鎖骨骨折によりツールを早くにリタイアという残念な結果となってしまった。
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その後は世界選手権にオーストラリア代表として出場するものDNF。本人としても不完全燃焼という感じのシーズンだっただろうか。
そんなユアンだが、来年度については世界選手権を本気で獲りに行くようだ。
情報源:CALEB EWAN: “WK IN AUSTRALIË WORDT IN NAJAAR VAN 2022 GROOTSTE DOEL”
というのも来年の2022UCI世界選手権ロードレースは地元オーストラリアで開催。さらにその舞台となるウロンゴン(Wollongong )は、彼のホームタウンであるシドニーから1時間ほど行ったところ。ようするに地の利がある。
情報源記事であるオランダメディアの取材では、ユアンは次のように答えている。
“Volgend jaar niet, denk ik. De wereldkampioenschappen vinden volgend jaar plaats in Wollongong in Australië. Ik kan daar winnen. In de tweede helft van het seizoen zal ik me daarom hoofdzakelijk op die wedstrijd focussen. De Vuelta zal wellicht niet de beste voorbereiding voor zijn. Mijn programma ligt nog niet vast, maar voor nu zou ik zeggen dat ik er niet van start ga.”
ここではっきりと来年の世界選については、「Ik kan daar winnen.」(I can win there「そこで勝てる」)と述べている。
シーズンの後半はこの世界選に照準をあわせたレーススケジュールとなる。そこで問題となるのがブエルタ・エスパーニャへの参戦だ。これまでブエルタには2015年に出場しただけ(第5ステージで優勝)で、スプリンターとして1年間の間にジロ、ツール、ブエルタという全てのグランツールでのステージ優勝を狙おうとするユアンにとっては、来年のブエルタも気になるところ。
だが、上のコメントでは「来年のブエルタはたぶんなし。世界選への調整という意味ではちょっと微妙」と述べていて、来年のレーススケジュールが完全に決まっているわけではないが、やはり出場することはなさそうだ。
そのため同年度での全てのグランツールでステージ優勝という野望は2023年以降におあずけとなる。
シーズン前半についてはまずは春の訪れを告げるモニュメントのミラノ~サンレモが大きな目標となると言っている。今年の同大会では惜しくも2位だった(2018年も2位)。優勝はTrek-Segafredoのヤスパー・ストゥイヴェンだった。2021ミラノ~サンレモのハイライト動画はこちら。
そのミラノ~サンレモ後の予定はまだ語られていないようだが、おそらく今年と同様にジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスとなるのではないだろうか。