フルーネヴェーヘン「来年はかつての強さを取り戻す」
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昨年のツール・ド・ポローニュ2020の初日の下りスプリントステージは大惨事となった。その原因となったJumbo-Vismaのオランダ人スプリンター、ディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)。そのときの映像を再びどうぞ。
被害者で瀕死状態となったDeceuninck-QuickStepのファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)だが、不屈の闘志と恋人を含む周囲の人々の献身的なサポート、そして驚くべき現代の再生医療技術によって見事に今年レースにカムバック。マーク・カヴェンディッシュの大復活劇とあわせてロードレース界に明るいニュースとなった。そしてヤコブセン自身も今シーズン後半から勝ちまくった。
上述のように事故の原因となったのはフルーネヴェーヘンの斜行だが、こちらも約9ヶ月の謹慎処分を経て今年のジロ・デ・イタリアで復帰している。しばらくはレース感もフィジカル面でも本調子ではなかったが、それでもツール・ド・ワロニーではステージ優勝を2つ、ツアー・オブ・デンマークではステージ優勝を1つ挙げた。
そんなフルーネヴェーヘンだが、来年度は「かつての自分の強さを取り戻す」との意気込みだ。
情報源:DYLAN GROENEWEGEN NA DERDE PLEK IN RONDE VAN DRENTHE: “IK HEB DIT NODIG”
フルーネヴェーヘンが言うには、レースに復帰した今年はあまりトレーニングができていなかったらしい。そのトレーニング不足のせいで今年はしっかり走れた日もあれば全然ダメだった日もあり、走りの質の安定感にかけていたようだ。
トレーニングがあまり出来なかった理由は複数の事情があるだろうが、その1つとして今年の1月に早産で生まれた息子の存在がある。
その子(メイソン君)は通常の出産よりも6週間早く生まれたようだ。そういったことでいろいろな検査のために子供を病院に連れていかなければならないことも多く、なかなか父親であるフルーネヴェーヘンだけが集中してトレーニングできるという状況にはならなかったらしい。
そこで来年に向けてまずはこの冬のオフシーズンにしっかりとトレーニングしたいと述べている。
Ik weet waar ik aan moet werken. Het is voor deze winter zaak dat ik mijn basisconditie weer kan aanscherpen. Dan kan ik volgend jaar écht terugkeren op het niveau waar ik hoor.”
訳「自分の課題はわかっている。今年の冬が重要で、再びしっかりとした土台を作り上げる必要がある。そうすれば来年はかつての強さを取り戻せると思っている」
Jumbo-Vismaはツールで絶対的エースのプリモシュ・ログリッチがいる以上、スプリンターであるフルーネヴェーヘンには出場の可能性が低いと思われる。
しかし本来は超一流のスプリンター。カレブ・ユアンやサム・ベネットやティム・メルリールたちと派手に最強スプリンター決定戦をツールでやりあう姿も見てみたい。
ヤコブセンが無事に活躍できてるおかげでフルーネヴェーヘンへの批判もだいぶ収まってる感あるわね
たしかにそれはあると思うブヒね。もしヤコブセンが引退とかになっていれば今も復帰は無理だったかもしれないブヒね。