エリア・ヴィヴィアーニのイネオス移籍が発表。古巣へ復帰へ
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かねてから一部で噂があったが、今年までコフィディスで走っていたイタリア人スプリンター、エリア・ヴィヴィアーニがINEOS Grenadiersへ移籍することが発表された。INEOS Grenadiersのツイッターをどうぞ。
“This feels like coming back to a family for me. I couldn’t be happier.”
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) November 1, 2021
@eliaviviani 👊 pic.twitter.com/YIxZeU7KBn
契約期間は2024年までの3年だ。
そして2024年といえば次のオリンピックのパリ五輪の年だ。おそらくヴィヴィアーニとしてもそれを狙ったものだろう。強い力を持つチームで、かつ選手マネージメントが巧みなチームでパリ五輪に向けたサポートを得たいという考えがあると思われる。
ヴィヴィアーニといえばつい先日トラック競技エリミネーションで世界王者に輝いたばかり。そして、かつて2015~2017の間はチームSkyに所属していたこともファンの記憶にあるだろう。つまり、古巣に復帰することになる。
ヴィヴィアーニが最も勝てていたのはおそらくチームSkyからQuickStepへ移籍した2018~2019年だと思うが、その結果給料が高くなったせいかQuickStepを去ることになり、コフィディスに移籍となった。しかしコフィディス移籍後はいまいちパッとしない戦績が続いていた。
ただINEOS Grenadiersに復帰したからといって勝てるようになるとは限らない。INEOS Grenadiersはそもそもグランツールでの総合優勝をガチで狙うチームだけに、スプリンターのヴィヴィアーニにどれだけグランツール出場のチャンスがあるかは不透明。
仮に出場できたとしても、Deceuninck-QuickStep(来年からQuick Step-Alpha Vinyl)、Alpecin-Fenix、Lotto Soudalのような強力なトレインは期待できないと思われる。もしグランツール出場できるならば、イタリア人だけにジロか?
加えて、ヴィヴィアーニは脚質的にもミラノ~サンレモ以外のモニュメントは厳しい。
おそらく来年はミラノ~サンレモと、ジロ・デ・イタリア(単騎でスプリント)の2つを最大目標として照準を合わせるのではないだろうか。