Deceuninck-QuickStepにルイス・フェルファークが加入。パトリック・ルフェーブルが明言「チームはグランツール総合優勝を狙うべく変化する」
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Deceuninck-QuickStepに新戦力が加入した。今年までマチュー・ファン・デル・プールのアルペシン・フェニックスで走っていたクライマー、ルイス・フェルファーク(Louis Vervaeke)だ。Deceuninck-QuickStepのツイッターを。
“Every rider looks up to Deceuninck – Quick-Step. When I was little, I bought myself a blue jersey and raced with it, and now getting to wear this jersey in the pro peloton is incredible!”
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) November 4, 2021
Welcome to the Wolfpack, @LouisVervaeke: https://t.co/c9z1GVXRjQ
Photo: Sigfrid Eggers pic.twitter.com/0PppgpC5S9
契約期間は2年で、2023年まで。
ルイス・フェルファークは、ベルギー人の28歳。2014年にロット・スーダルに加入してワールドツアーチームデビュー。2018年からチームサンウェブ、そして2020年からアルペシン・フェニックス。来年からはQuick Step-Alpha Vinylとなる。
今年はジロ・デ・イタリア第4ステージで4位、ドイツツアーで山岳賞獲得といった戦績。
チームは今後グランツール総合優勝を狙うべく変身
今回の移籍発表について、チーム公式ページでいつもどおり選手本人とチームのボスであるパトリック・ルフェーブルの言葉が紹介されているのだが、そのルフェーブルのコメントに非常に気になる部分があった。次の言葉だ。
We have a long-term vision to fight for a Grand Tour overall victory, and for that we also need strong helpers for the mountains
訳「チームは今後、長期的展望でグランツール総合優勝に向けて戦う予定があるが、そのためにも必要なのが強力な山岳アシストだ」
つまり、クラシック最強チームからこれからは時間をかけてグランツール最強チームへ変貌をとげようとしているのか?
チーム戦略としてクラシック:グランツール=5:5という意味なのか、4:6(または6:4)という意味なのかはわからないが、いよいよチームが新しく生まれ変わろうとしているのは確かだろう。
そしてそんなチームの未来の中心となるのはまちがいなく、いろいろお騒がせな若侍、レムコ・エヴェネプールだろう。だからこそ今年チームとの長期契約が結ばれたのだろう。
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そのレムコのグランツールアシストとして今回のルイス・フェルファークに続いて来年からもクライマーを積極的に獲得していくのではないだろうか。
ベルギーチームとしてベルギー人のヒーローを主役にし、ルシアン・ファン・インプ以来のツール・ド・フランス総合優勝を果たす。そんな野望を描いているのだろうか。