チームDSMと揉めていたイラン・ファン・ワイルダーがDeceuninck-QuickStepへ移籍
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チームDSMのベルギー選手のイラン・ファン・ワイルダー(Ilan Van Wilder)だが、Deceuninck-QuickStepへ移籍が発表された。同チームのツイッターをどうぞ。
**Announcement**
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) November 18, 2021
Team DSM reach agreement with Deceuninck–Quick-Step regarding Ilan Van Wilder: https://t.co/5mk6dd44Vn pic.twitter.com/EOxPQKhU25
イラン・ファン・ワイルダーといえば少し前にこのブログでも紹介したが、チームDSMとの契約を今シーズン途中で解除し、移籍先を探していると報道されていた選手だ。だが、そのときは報道後にチームDSM側が正式にそれを否定していた。次の過去記事を再びチェックしてもらいたい。
過去記事:【追記あり】チームDSMが突然の契約解除。イラン・ファン・ワイルダーが移籍の報道→その後DSMから否定の声明
当時のチーム側の声明を信じるのならば、たしかにその時点での契約の途中解除はされなかったのだろうが、結局は今回の移籍発表により、本来なら2022年まであった契約を正式に解除したことになる。チームDSM側と彼との間でなんらかの軋轢・溝があったことが証明されたことになるだろう。
イラン・ファンワイルダーは現在まだ21歳。2020年にチームサンウェブに加入しワールドツアープロデビュー。上述のように2022年までは契約が残っていた。
脚質的にはワウト・ファン・アールトの発展途上版という感じだろうか。ファン・アールトと同じくTTを得意とし、登りも不得意ではない。ただスプリント力がファン・アールトに比べると弱いか。
今年はロマンディ、バスク一周、フレッシュ・ワロンヌ、ドーフィネといった有名レースに出場していた。今年のベルギー選手権個人TTでは4位という実力。