マテイ・モホリッチが若手育成の財団を設立。スロベニアの時代が到来か?
Share your love
最近のグランツールで圧倒的な存在感を誇る国といえばスロベニア。なにせあのタデイ・ポガチャルとプリモシュ・ログリッチという最強の二人の国だ。そんな同国を代表する選手としては他にもバーレーン・ヴィクトリアスで走るマテイ・モホリッチもいる。今年はチームメイトのソンニ・コルブレッリとともに爆走し、良いシーズンとなった。
そんなスロベニアだが、同国の存在感がこれからもさらに増すかもしれない。というのも、マテイ・モホリッチがスロロベニアの若手育成のための財団を設立したからだ。その名も、「Matej Mohorič Foundation(マテイ・モホリッチ財団:MMF)」。そのまんまやんけ!
情報源:Mohorič launches foundation to help develop youth cycling in Slovenia
この財団の目的は、上述のようにスロベニアの若手育成だ。特にジュニアチームの支援と、それよりもさらに若い子どもたちにできるだけ多く自転車に乗れるよう、楽しめるよう支援することの2つが主要な目的となる。
しかし何も全員をチャンピオンにしようという目的ではなく、究極的には人生を豊かにする手段として自転車をつかってほしいという目的のようだ。
これまでの伝統的な自転車強国はもちろんこういった社会的組織は存在しているが、今回のスロベニアのように強い選手が輩出されて彼らが活躍すると、この種の自転車推進団体も増えてそれらが社会的な影響力を持つことで、さらにその国での自転車の利用が盛り上がる。
そうすると有望な若者が生まれ、彼らがまたプロで活躍することでいっそう自転車の人気が増えるという、そんな好循環が生まれるのだと思う。
やがてスロベニアがベルギーなどに並ぶ強国になる日がくる?