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ドゥクーニンク社CEOがパトリック・ルフェーブルを批判。女子チームについての見解の対立が関係解消の理由か

ドゥクーニンク社がDeceuninck-QuickStepのスポンサーをやめた原因が明らかに?

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このまえロードレースファンを驚かせたニュースがあった。それはDeceuninck-QuickStepのスポンサーだったドゥクーニンク(Deceuninck)社が、マチュー・ファン・デル・プールを擁するProTeamのAlpecin-Fenixとスポンサー契約を交わしたというものだ。

過去記事:Deceuninck社がAlpecin-Fenixのスポンサーへ!

これにつき、昨日は「【疑問】なぜDeceuninck社はアルペシン・フェニックスを選んだのか」という記事を書いて、テキトーにDeceuninck-QuickStepから同社が離れた理由を妄想してみた。

だが昨日のベルギー紙Het Nieuwsbladでは、ドゥクーニンク社のCEOがDeceuninck-QuickStepのボスのパトリック・ルフェーブルを批判しているとのネタが掲載されている。

情報源:Sponsor Deceuninck na vertrek bij ploeg Lefevere: “Patrick is vergeten dat wij hem gered hebben. Daar ben ik een beetje ontgoocheld in”

この情報源記事では、ドゥクーニンク社CEOのパトリック・ルフェーブルへの批判が書かれている。

それがどういうものか簡単にまとめると次のようなことだ。(参照:Mark Cavendish extends with Quick-Step Alpha Vinyl

  • 「Deceuninck-QuickStepはたしかに成功している常勝チームだが、それはそもそもチームの財政難という苦境をドゥクーニンク社が助けたから。だがパトリック・ルフェーブルはその恩をもう忘れてしまっているようだ。少し失望している」
  • 「ドゥクーニンク社としては女性プロチームを援助・促進したいが、パトリック・ルフェーブルはそれに否定的」

最近の世界的トレンドは「差別無き世界」。その1つが男女差別の解消。ロードレース界でも女性のプロ選手の待遇を男子並にひきあげようという努力がなされている。そしてある程度の規模の企業ならばやはり差別解消というトレンドに逆らうわけにはいかない。特に欧米では。

そしてそれはドゥクーニンク社でも同様。そのため同社は女子ロードレースをも推進したいという考えなのだろう。だが、おじーちゃんのパトリック・ルフェーブルはDeceuninck-QuickStepとして女子チームを創設することに否定的で、しかも今年に差別的と受け取られる表現を使って女子チーム創設を否定するコメントを出して各所から批判されたこともあった。

ドゥクーニンク社のCEOからすれば、「スポンサーになってチームの苦境を救ってやったのは誰やと思っとんねん。うちの方針に従わないとはナメとんか。恩を仇で返すつもりか」という感じなのかもしれない。

一方でAlpecin-Fenixには女子チームがある。

おそらくこの女子チームの有無が決定的なポイントだったのだろう。女子チームを所有することについてのドゥクーニンク社とパトリック・ルフェーブルとの見解が対立した。同社のチームからの離脱はそういうことなのだろう。

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