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頭蓋骨骨折と脳内出血の後遺症と闘うマウリス・ラメルティンク。「レース復帰を諦めない」

今年6月にオートバイに轢かれたマウリス・ラメルティンクは、脳の負傷の後遺症と戦い続け、レーフ復帰を目指す

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ベルギーのワールドツアーチームのアンテル・インターマルシェ(Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux)には、オランダ人の31歳、マウリス・ラメルティンク(Maurits Lammertink)という選手がいる。

彼は今年の6月のある日に妻と子供らとアイスクリーム屋さんで楽しい時間を過ごしていた。しかし、その幸せは一瞬で暗転する。その店から出たときに、マウリス・ラメルティンクがオートバイに轢かれたのだ。

この事故で彼は頭蓋骨骨折、複数の脳内出血、意識不明の重体へ。いうまでもなく生命の危機であり、緊急手術となった。

手術は成功し、今は肉体の状態としては落ち着いている。そんな彼は「ロードレース復帰を諦めない」と、引退を拒絶すべくリハビリに励んでいるようだが、脳の後遺症が依然として彼を苦しめている。

情報源:Half jaar na aanrijding tast Maurits Lammertink nog in het duister over herstel: ‘Ik weet niet of ik ooit weer profrenner kan worden’

この記事によると、事故が与えた脳へのダメージにより現在彼は様々な刺激についてかなり過敏になっているようだ。たとえ健常人ならばどうということもない光や音など、そうした外部からの刺激をかなり激しく感じてしまう状態。そうした症状を抑える薬がなければ、ベッド横のちょっとしたライトですら明るすぎて耐えられない状態のようだ。

また脳のダメージだけでなく、顎、耳、肩にも大きな負傷を負った。耳の負傷により部分的に耳が聞こえなくなっているうえに、肩の負傷により手の感覚がなくなってしまっているようだ。

それでも彼は上述のように引退するつもりはなく、復帰へ向けてリハビリを続けている。そして今では外で1~2時間ほど自転車に乗ることもできるまでになっているが、本人曰く、「サイクリングというレベルではない」という感じの状態のようだ。やはり脳の後遺症がひどく、かつてのようには頭と体が動かないようだ。

だがチームとの契約は今年いっぱいまで。来年度の契約延長のオファーはチームからまだ受けていない。そして来年度に向けた契約についてもまだチームと話はできていないようだ。ただそれでも彼は、「自分がやるのはリハビリとトレーニングのみ」と語る。

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