正式にマーク・カヴェンディッシュの契約延長が発表

先日、実質的にマーク・カヴェンディッシュとDeceuninck-QuickStepとの契約延長交渉は終わりと紹介したが、ついに両者が契約書に署名を終え、チーム側から正式にアナウンスがあった。

これまでの情報どおり1年間の延長となる。

カヴェンディッシュは引退後はDeceuninck-QuickStepで監督業・マネージメント業を学びたいという希望を持っていると言われているが、今回の発表ではその件についての言及はない。つまり2022年に引退するかどうか、そして引退後どうするかは正式に発表されたわけではない。よって引退どうこうの話はまだわからない。

今回の発表の中でチームのボスのパトリック・ルフェーブルは次のように述べている。

The whole world saw what he did this year. What they didn’t see though is the way that he speaks and leads within the team and encourages everyone – we have a very close group here and Mark always embodies that spirit, and while he may be the one that crosses the line with his hands in the air, he is the first to recognise the work that the team does as well, which means a lot to everyone. We are more than happy that we can continue the story with Mark for one more year.”

訳「世界中がカヴェンディッシュの成功を見ていたわけだが、それでも世間から見えないのは、彼がチーム内でどのように振る舞い、チームを鼓舞していたかということよ。とてもまとまったチームに、カヴェンディッシュはその魂を注入してきた。たしかにゴールラインで最初に手をつきあげるのはカヴェンディッシュかもしれないが、同時にカヴェンディッシュこそが最初にチームメイトの働きの素晴らしさを理解する選手でもある。それはみんなにとってかなり重要なことだ。だから今回の契約延長はただ単にうれしいということ以上の意味がある」