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今年のブエルタ・エスパーニャの最終日直前の第20ステージでいきなり自分からバイクを降りてレースを放り投げたミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Ángel López)。
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その後モビスターとの契約の途中解除、そして古巣アスタナへの移籍が発表されたことは記憶に新しい。
そんなロペスはこれまでもメディアの取材に対して、モビスターのグランツール戦略のまずさを批判していた。つまり複数エース体制を敷いてもその運用が意味不明という批判だ。
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そしてロペスは今回元チームメイトのエンリク・マスを批判。曰く、「エンリク・マスは自分勝手」。
情報源:Miguel Angel López reignites Movistar row: “Enric Mas is a selfish person”
ロペスは母国コロンビアのTVインタビューで、そのようにマスを批判したようだ。というのも、件の第20ステージ後に、マスから「なんでワシのいる先頭グループを追いかけようとしたんや。すでにおまえのいるグループとは差開いてたやろ」と言われたもよう。
このときロペスは総合3位。その時点でも総合優勝は無理だったが、最終日での表彰台の可能性はあった。ロペスとしては表彰台を目指したかったが、マスとしてはロペスがあがってくれば、彼について他の有力選手もあがってくる。そうなると先頭集団の人数が増えてややこしい展開になる。マスとモビスターはそれは避けたかった。
ロペスの言い分としては、ドーフィネではバルベルデのアシストという明確な役割が与えられていたが、グランツールではモビスターから明確な役割分担はなかったということ。つまり、誰がどのタイミングでどう走ろうが責められることではないという気持ちがあった。チームとして明確な戦略がなかったとも言える。
そしてモビスターのマネージャーのEusebio Unzueから、「難しい状況だがもうマスらの先頭においつくのは無理だろう。諦めよう」と言われて、完全にやる気をなくしたと語る。