オミクロン株拡大でシクロクロスも中止や無観客へ
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ついに日本の市中でもコロナの新株オミクロンが出現したことがニュースとなり、いよいよ再びの感染爆発かという危機感が迫る中、日本よりも早くオミクロン株増大の危機にあるのがヨーロッパだ。
そしてヨーロッパではシクロクロスシーズンのまっただ中だが、やはりレースの中止などかなりの影響が及びそうだ。
情報源:Omicron pushing cyclocross events ‘behind closed doors’
情報源:Diegem Superprestige cancelled after new COVID-19 spectator ban sparks chaos in Belgian cyclo-cross
まずベルギー政府はスポーツイベントは無観客にするよう方針を決定。そして同国のディーゲム(Diegem)で12月29日開催されるスーパープレスティージ(Superprestige)シリーズが中止となった。なぜならコースの場所的に封鎖することがほぼ不可能だからだ。
そして来月の1月8~9日に開催されるベルギーのシクロクロス選手権は開催が不透明となっている。
またベルギーと同様にオランダ政府もスポーツイベントは無観客にするとの方針を決定。両国ともにシクロクロスレースの中心であり、数多くのレースが開催されるため今回の方針決定はかなりの影響を及ぼすことだろう。
ただ、12月26日にベルギーのデンデルモンデ(Dendermonde)で開催されるワールドカップシリーズは今のところ開催予定のようだ。そこでは今シーズン初めて、マチュー・ファン・デル・プール、ワウト・ファン・アールト、そしてトム・ピドコックの三強が勢揃いすることになっている。
さらに翌日の27日も、ベルギーのフースデン=ゾルダーのワールドカップシリーズも現時点では開催予定のようだ。そこでも前日に続いて三強が激突する予定。
ただこれらも無観客となるはずなので、いろいろなレースの主催者側の利益はかなり減ることになる。チケットは払い戻しになるだろうし、大会存続のために様々なコストカットが行われることになるだろう。頭の痛い問題が山積みだ。