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昨シーズンまでチームUAEにいたベテランスプリンターのアレクサンダー・クリストフ( Alexander Kristoff)。ワールドツアーチームに入って以来初めて1つもグランツールに出場できなかった1年を過ごした。
そして今年からはアンテルマルシェ(Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux)で走る。
そんな彼だが、「昨年はダメダメなシーズンだった。もし今年結果が出せないようならば引退するかもしれない」と決意を述べる。
情報源:Kristoff usikker på fremtiden: – Det kommer an på hvordan det går i år
今年35歳になるベテランノルウェー人は、これまでミラノ~サンレモ(2014)、ロンド・ファン・フランデレン(2015)、ヘント〜ウェヴェルヘム(2019)といった名だたるレースで優勝。ツール・ド・フランスでも4度のステージ優勝を成し遂げてきた。
なぜ彼が移籍先にアンテルマルシェを選んだのか不思議だったのだが、その理由の1つとして、同チームのスポーツディレクターValerio Pivaとカチューシャ時代から知り合いだったことが考えられる。
本人が「それが移籍理由だ」と明確に話しているわけではないが、知り合いであると述べ、彼の功績を認めているので、1つの移籍の理由であるだろうと予想する。
昨年はシーズン前半の落車や病気などもあり、一年間通じて調子が本人の期待するレベルまで上がりきらなかったらしい。
そんな1年から環境を新たにする今年については、上述のように「今年の結果次第で引退を考える」との内容のコメントをしている。
モチベーションは今までどおりに高いが、かといって必要以上のプレッシャーを感じているわけでもなく、どちらかといえば新しい環境での今年が楽しみという感じらしい。まずはしっかりとシーズン当初に勝利をし、UCIポイントを稼いで波に乗りたいと言う。