フィリッポ・ガンナ「今年の目標はマイヨ・ジョーヌ、ミラノ~サンレモ、パリ~ルーベ、そしてアワーレコード。レジェンドのフランチェスコ・モゼールがお手本」
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これまで何度かフィリッポ・ガンナの今年の予定・目標についての記事を紹介してきたが、改めて本人が今年の目標について語った。そして同時に、模範とすべき選手としてイタリアンレジェンド、フランチェスコ・モゼールの名を挙げる。
情報源:Filippo Ganna takes aim at the Classics, Tour de France and Hour Record in 2022
情報源記事でガンナが語る今年の目標はこれまで本人が話してきたように、ツール・ド・フランスでのマイヨ・ジョーヌ(もちろん総合優勝を狙うという意味ではない)、ミラノ~サンレモ、パリ~ルーベ、そしてできればアワーレコード。
そして今回新しい情報としては、ガンナが模範とするロールモデルはイタリアのレジェンド、フランチェスコ・モゼールだということ。
フランチェスコ・モゼールは、1984ジロ・デ・イタリア総合優勝、1977世界選手権ロード優勝、1984ミラノ~サンレモ優勝、1978年から1980年まで三年連続パリ~ルーベ優勝、1975と1978のイル・ロンバルディア優勝、1977フレッシュ・ワロンヌ優勝などとんでもない栄光を持つ伝説的選手。
UCIによって非公認記録となったが、エディ・メルクスのアワーレコード記録を更新したこともある。(参考:Wikipedia「フランチェスコ・モゼール」
こうやってその功績を振り返ると、ガンナが模範とするのもなるほどと納得できる偉大な選手。
ガンナは次のように話す。
“Moser made history and nobody will ever get near him. But having him as an example and going close to what he achieved would be huge in modern sport. When I visited his country house, saw all his trophies and listened to him talk about his career, I was amazed. He’s always said nice things about me and that counts for something too.”
訳「モゼールはレジェンドで、唯一無二の選手。彼を模範とし、彼の偉業に近づこうとすることは現代のロードレースでは非常に大きな意味をもつものになるやろね。以前彼の家にいったとき、全ての栄光のトロフィーを見せてもらって、彼の話を聞くことができたんやけど、感動したね。僕についてすばらしいこと、そして有意義なことを教えてくれたからね」
ガンナはすでに先日のエトワールでシーズンインを果たし、その最終日の個人TTで優勝しているが、今後はツール・ド・ラ・プロヴァンスに出場し、そしてUAEツアーへと続くようだ。それからパリ~ニース、そしてミラノ~サンレモとパリ~ルーベへと向かう予定。
なおかつてリクイガスやアスタナ、そしてNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネに所属していたモレーノ・モゼールは、フランチェスコ・モゼールの甥。