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エガン・ベルナルがコロンビアで下半身不随一歩手前となる大怪我を負った事故があったわけだが、その後チームメイトのトム・ピドコックが現代のTTバイクの危険性についてコメントしていた。そのコメントを紹介したのが次の記事だ。
過去記事:ピドコックがベルナルの事故について「TTバイクの公道トレーニングは危険」と感想
そしてあのクリス・フルームもまたYouTubeの自身の動画にて、「TTバイクはロードレースに危険だから、もうTTステージでも普通のロードバイク使ったほうがよくない?」と主張していた。その動画がこれだ。
しかしそんなフルームの主張に、現代のTTスペシャリストの一人、ワウト・ファン・アールトが反論。曰く、「フルームの主張はクソ」
参考:Wout van Aert describes Chris Froome’s comments on TT bikes as “bullshit”
ロードレースファンならみんな大好きベルギーメディアのHet Nieuwsbladの記事において、記者から「フルームのTTバイクのついての見解はどう?」と質問されて、ファン・アールトは「ただ、クソやね」と答えたもよう。
ファン・アールト本人はもう公道でTTバイクに乗ってTTのトレーニングはしていないと言い、そしてベルナルの事故はベルナル本人の過失によるものでかなり特別な事故であって、それがすなわちロードレースからTTバイクを禁止する理由にはならないという意見を述べている。
ベルナルの事故はあくまで例外的な特別なもので、それを過度に一般化してロードレースにおけるTTバイクの使用禁止にまで発展させるのはおかしいという立場。TTスペシャリストからすれば当然の主張と言えるか。
フルームのこの前の動画って
①公道でTTバイク練習は危ない
②TTバイクは機材サポート態勢で差が付くから、いっそのこと禁止しよう。そうすれば選手の力比べが盛り上がる
が要点だと思いますが、①は衆目一致してるけど、そっから②に話が展開するのは明らかに飛躍してね?と思ってました。TTバイクの扱いに長けてるかどうかも力量じゃねーの?と。
ツールのコースプロファイルに抗議行動したこともあり、とにかく安全第一なのかと思いきやスーパータック規制には反対だし…。
どうもポリシーが分かりにくいんですよね。本人的にはなんかあるとしても、各論を追っても全然見えてこないからこのままいくとダブルスタンダードおじさん扱いされないかな…。
ブタは、フルームがこのタイミングでこういう動画を出したことに「機材サポートうんぬんは建前やろ」と思い、実際は危ないからが最大の理由だと思ったブヒね。
もっと邪推すると、フルーム全盛期は本人もTTはけっこう速かったわけで、でも今はTTの能力も衰えた。そしてもともとTT能力高い選手がTTバイクにのればさらに速い・・・
↓
「せや!だったらTTバイク禁止すればええんや!」
みたいな?
私も「せや!だったらttバイク禁止!」が真の狙いなのでは?と疑ってます。
気に入らないルールに文句つけること自体をダメとは言いませんが、客観的な合理性や一貫性がないとなあ。
フルーム嫌いではないんですけど、勝利から遠ざかってる往年のスターがまたなんか言うとるわ、という印象は拭えない感。
まさにその通りブヒね。
チームSkyの頃からそれを言ってればまだしも・・・という感じブヒね。