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最近スポーツ界で良くも悪くも話題となるのがトランスジェンダーな選手の処遇だ。非トランスジェンダーの女性選手から不公平だとの声があがっているのもよく報道される。
そんな中、ある英国の元男性だったトランスジェンダーな選手が女性として女性レースに出場するのにあたり、UCIがそれを許可しないということがあった。
情報源:UCI blocks transgender rider from racing British Champs just before event
その彼・彼女の名前はEmily Bridges。そのEmilyが出場しようとしたのは今週末に開催される英国選手権のトラックレースのオムニアム。
Emily Bridgesはもともと男子選手として2018年にはジュニアのときに25マイルTTでジュニア記録を更新した実力の持ち主で、先月には男子選手として英国大学選手権のポイントレースで優勝していた。
そしてトランスジェンダーとして次は女子選手として英国選手権のトラックレースに出場する予定だった。
今回UCIによってそれが認められなかった理由は不公平さとかではなく、単に事務的なルール上の理由だ。
すなわち、Emilyはまだ男子選手としてUCIに登録されているため、女子レースには出場できないという理由だ。男子選手としてのその登録が消滅すれば女子の大会に出られる。今回はタイミングが悪かっただけのようだ。
なおUCI会長のダヴィ・ラパルティアンは、「トランスジェンダー選手が女子レースに参加することについてフェアじゃない」との声が一部の女子選手の中からあがっているとも認める。