アムステル・ゴールド・レース後のマチュー・ファン・デル・プールのコメント「イネオスが2名いたので難しい状況だった」。
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オランダの怪物マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)は昨夜の地元開催のアムステル・ゴールド・レースで4位でフィニッシュ。結果的には終盤から積極的にレースを支配しようとしたイネオスの作戦勝ちと思えた。そんなレース後のマチューのインタビューを紹介。
このゴール後のインタビューでは、マチューはイネオスの2名、すなわちミハウ・クフィアトコフスキ(Michał Kwiatkowski)とトム・ピドコック(Tom Pidcock)といっしょだった状況について「やばいな」と思っていたと語る。
そしてそのマチューの懸念が現実化してしまったわけだが、さすがの怪物マチューも「全員のアタックに反応しきれる脚はなかった」と認めている。
ブノワ・コスヌフロワ(Benoît Cosnefroy)が抜け出し、そしてすぐにクフィアトコフスキがそれを追いかけるべく加速したときには、ピドコックがマチューをマークすべく集団内に残ったのでなかなか難しい状況だった。誰もがマチューに脚を使わせよう、マチューに先行2名を追いかけさせようと思っていただろう。
ゴール前数百メートルからは牽制しあうマチューらの隙をついて、集団内からティシュ・ベノート(Tiesj Benoot)が抜け出して表彰台をマチューから奪うのにも成功した。
イネオスの作戦に負けたとも言えるアムステル・ゴールド・レースとなったが、このインタビューでも、アムステル・ゴールド・レースはロンド・ファン・フランデレンほどマチューには向いているわけじゃないと認めながら、最前線で競えたのには満足しているという内容のコメントを発している。
そして次の日曜はいよいよマチューが主役となるであろうパリ~ルーベ。ルーベの後は少し休んでジロ・デ・イタリアへ向けた調整へ入ると思われる。