ブノワ・コスヌフロワ「これで泣くぐらいならロードレースやめるわ」。2022アムステル・ゴールド・レースで一度は優勝宣言されたものの写真判定で2位に覆ったことについて
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昨夜の2022アムステル・ゴールド・レースは衝撃的な結末となった。AG2Rのブノワ・コスヌフロワ(Benoît Cosnefroy)とイネオスのミハウ・クフィアトコフスキ(Michał Kwiatkowski)がゴールラインを競りあったまま通貨。
ゴール後はどちらが先着したのか全くわからない状態。しかし、その後大会公式はブノワの優勝をアナウンス。それを受けてAG2Rも喜びのツイートを発表。
— ワイアードの豚@ロードバイク (@BikeNewsMag) April 11, 2022
だがしかし、写真判定でクフィアトコフスキが先着していたことが判明。
It’s all about believing! What a feeling 🤩 Great job Team 💪 Amazing ride @BenoitCosnefroy 👏
— Michał Kwiatkowski (@kwiato) April 10, 2022
Thank You everyone who stood by me! @INEOSGrenadiers 🏆 @Amstelgoldrace pic.twitter.com/08b5m2nh2V
この発表を受けて、ブノワ&チームAG2Rは天国から地獄へ。
Benoit Cosnefroy, de la alegría a la decepción, en cuestión de segundos.
— Ciclismo Internacional (@CiclismoInter) April 10, 2022
📸 @GettyImages pic.twitter.com/2JTozGdDZW
今回のジェットコースターのような結果についてブノワ・コスヌフロワは次のように語る。
“You lose a lot in cycling and I lost today, but I really enjoyed this Amstel Gold Race. If I’m going to cry about a podium at Amstel, I should stop cycling. For sure I’d have preferred to win. But when you step on the podium it’s still a big moment in a career. There were 175 riders on the start line and only three on the podium. Mathieu Van der Poel was here as one of the big favourites but not on the podium. I don’t know what I have to cry about.”
Cyclingnews, “Cosnefroy: If I’m going to cry about a podium at Amstel, I should stop cycling“
訳「これまでレースでたくさん負けてきたし、今日も負けたわけやけど、ほんま今日は楽しかったわ。もし今日の表彰台で泣きそうになるぐらいなら、もう引退するわ。もちろん勝ちたかったけど、こんな大レースの表彰台に上れるのはやはりすごいことなんよ。175人が出走したけど表彰台に上がれるのはたった3人。怪物マチューは優勝候補筆頭の1人やったけど、実際表彰台にはいないわけ。せやから2位だからといってワシが悲嘆する必要なんてないのよ」
このように語り、たとえ写真判定で残念すぎる2位になったとしてもプロ選手としての誇りを感じさせるコメントを残す。
実際、コスヌフロワは「持っているカードをすべて使って、ほぼ完璧なレースをした」と語る。チーム一丸となって戦い勝ち取った2位を誇りにするという内容のコメントもしている。
悔しいだろうが同時にやりきった感もあるのだろう。
そんなコスヌフロワはおそらくこれからフレッシュ・ワロンヌ、そしてリエージュへも参戦するだろう。ツール・ド・フランスでもステージ優勝を目指して暴れるかもしれない。年齢的にもまだ26歳。まだまだこれからも期待できる選手だ。
フィニッシュをスローで見ると、KWSKは狙い澄ましたバイク投げテクニックでしたね。
さすが百戦錬磨、ブノワくんとの差がはっきり出てました。
バイク投げって意味ありそうで実はないんじゃないの?と思ってたけど、実際こういった一瞬では効果あるのだと再認識できたブヒね。
バイク投げも腕が長い選手が有利なのだろうかと思うのだけど、そのへんどうなんだろブヒね
もちろん物理的な面では手足長い方が有利かもしれませんが、自称バイク投げ評論家としては(え?^ ^;)全ては投げるタイミングにかかってる、と思ってます。
KWSKも小柄だし、例えばサガンも投げるのは上手いと思いますが手足は決して長くない…ですよね^ ^;
投げるとペダルは踏み止めるのでバイク自体は即失速するわけですが、その失速直前にフィニッシュラインを切るタイミングで投げるのがベスト。
と口で言うのは簡単ですけど、実際のところタイヤの先っちょとフィニッシュまでの距離、直前の速度、平地か登り基調か下り基調か…を瞬時に判断して投げなきゃないので、まさに神技ではないかと。
そういえばKWSKはいつぞやのミラノ~サンレモでもハンドル投げてサガンとアラフィリップだったかを下していたブヒね
その実績もふまえると、やはりKWSKはプロトン随一のテクニシャン!?