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昨夜のフレッシュ・ワロンヌではバーレーン・ヴィクトリアスのディラン・トゥーンスが、ユイの壁で圧倒的な強さを見せつけた。早めにアタックしずっと先頭を譲らずそのままゴールという強さを見せつけた。
そのトゥーンスにはバルバルデだけがついていけたが、優勝候補筆頭と思われたポガチャルもアラフィリップも途中で力つきてしまった。
負けたアラフィリップだが、とにかくレースが終わって「ほっとしている」というコメントをしている。どういうことなのか?
情報源:Alaphilippe ‘relieved’ by pressure release despite Flèche Wallonne loss
その日のアラフィリップは調子そのものは良かったと本人は話す。しっかりと調整をして万全の状態でレースに望めたようだ。ただし、「ずばぬけて良かった」というコンディションではなかったようだ。また最後のユイの壁でのポジショニングもさほど悪いものではなかったと語る。そして次のようにも話す。
“I obviously had quite a bit of pressure on my shoulders before the start and I just focused on doing the best race possible.
訳「明らかにかなりのプレッシャーを肩にのせたままスタートして、あとはできるかぎりベストをつくそうと、ただそれだに集中してた」
アラフィリップ本人は、毎年毎年少しずつ自分にかかるプレッシャーが強くなっていると感じているようだ。2年連続世界王者の栄冠を手にしたのもそれに拍車をかけているのかもしれない。
そして今シーズンのクラシックでは思うように結果を出せていないチームの現状も加えると、余計にプレッシャーを感じていたのだろう。
できる限りのベストは尽くしたこと、そしてチームとしては最後まで作戦通りにしっかりと走れたことなどを思うと、たとえ負けたとはいえ、ひとまずプレッシャーから解放されて肩の荷が少し軽くなったという気持ちはわからなくもない。
ひょっとしたらこのちょっとしたプレッシャーからの解放の安堵感であったり、心理的な負担の軽減が日曜日のリエージュでの成功につながるかもしれない。心理面がパフォーマンスに及ぼす影響はバカにできない。