リエージュ初出場のワウト・ファン・アールトに勝機は少ないか?
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この日曜日に、ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)は初めてリエージュ(Liège-Bastogne-Liège)に出場する。そのための試走はすでに行っているが、本人曰く、「勝機はとても限られている」。
情報源:Van Aert with a ‘small chance of winning’ in Liège-Bastogne-Liège debut
ユンボ・ヴィズマは本来ならばエースとしてプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)を出場させる予定だったが、膝の痛みで欠場が決まった。そして代わりにパリ~ルーベを走ったばかりのワウトがリエージュに初出場となる。
🚩@VilledeLiege – @VilledeLiege🏁
— Liège-Bastogne-Liège (@LiegeBastogneL) January 18, 2022
📏 254,7 Km
📣 Une réelle boucle, avec le départ et l’arrivée sur le Quai des Ardennes, à Liège.
📣 A real loop with a start and finish on the Quai des Ardennes in Liège.#LBL pic.twitter.com/WDcoGQnNcd
リエージュ試走を終えたワウトは「登りは自分に合っている」「コンディションは良好」と好感触。ただし、リエージュは254.7kmと距離が長い。そのためレース中にスタミナをどれだけ温存できるかが勝負の分かれ目。
特に最後の登り、名物のコート・ド・ラ・ロッシュ・オ・フォーコンの頂上で先頭集団に食らいついていなければ、レースが終わると述べている。
というのもその登りからは下って、少し平地を走ってゴールという設定で、ミラノ~サンレモの最後のようなレイアウトになっているため、ロッシュ・オ・フォーコンの登りで遅れると先頭に追いつけない可能性が高い。あるいは追いつこうとして下りで焦って落車して自滅というのもあり得る。
なお試走時にワウトはハンドルバーを交換したようだ。というのも、リエージュのあるワロンヌ地方の道路が、フランドル地方よりも舗装状態が悪いと気づいたからだ。
詳しいことは書かれていないが、おそらく当初は普通の平坦ステージで使うようなステム一体型のカーボンエアロハンドルバーだったのではないだろうか。だが「あ、ここの道あかんわ」と気づいて、ひょっとしたら石畳用のハンドルに変えたのかもしれない。