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2022ジロ・デ・イタリア第1ステージの優勝候補だったがカレブ・ユアン(Caleb Ewan)だが、ゴール寸前でミスで落車。幸先のよい船出とはいかなかった。
だが骨折など重傷を免れたのは幸運。それをうけてチームも本人もポジティブにいきたいところ。
一方、チームとしてのロット・スーダルは目下ワールドツアーからの降格争いをしている最中。2023年からワールドツアーチームは18チームとなるが、現時点では22チームがそれを争っている。2020~2022年までのUCIポイントの上位18チームが2023年からのワールドツアーチームに認定される。
5月10日現在で今年のチームランキングではロット・スーダルは13位につけているが、2020年と2021年の順位が悪かったためまだまだ安心できない。
それではチームのエース、カレブ・ユアンは仮にロット・スーダルがワールドツアーから降格した場合に他チームへ移籍するのだろうか?
情報源:WorldTour relegation watch – Lotto Soudal’s win-based philosophy
情報源記事の取材で、ロット・スーダルのマネージャーはそう質問されて、次のように答える。
“It will not change a lot at the end. Caleb is here because we have a project with him. It’s the second time I’ve renewed his contract for a long period. He knows we have a train around him and have reinforced that train. He knows also we’re a team without a GC leader and we can build a programme around stage races and big tours around him.
訳「ProTeamへ降格になっても結局あまり変わらへんと思うよ。カレブ・ユアンを中sんにチーム作ってきてるからね。これまで2回契約更新をやってきたしね。ユアンは彼自身を中心としたチームだとわかってくれてるし、そのためのトレインも補強してるしね。うちは総合エースがいないし、ステージ優勝を狙い続ける戦略をとるわけで、その中心はユアンだからね。」
すなわちカレブ・ユアンが絶対的エースとして君臨できるチームであること、彼にとって居心地のいいチームであることが、ユアンが移籍しない理由だとマネージャーは述べる。
またこうしたチームづくり以外の点でも、次のようなUCIルールについての点も同マネージャーはユアン移籍を否定する理由として説明する。
すなわち、では今のアルペシン・フェニックスのように、たとえProTeamであってもProTeamランキング1位ならば自動的にグランツールを含む全てのワールドツアーに招待される権利を得られる。
それゆえたとえProTeamへ降格となっても、グランツール出場の可能性は十分ある。そうしたルールがあるから、たとえ降格となってもカレブ・ユアンが移籍することはないだろうもマネージャーは説明する。
さて、カレブ・ユアンの契約は2024年までとなっている。このマネージャーの言う通りならば、たとえワールドツアーから降格となってもユアンの移籍はしばらくなさそうだ。そして来年からチームのメインスポンサーの1つスーダル社がいなくなり、かわりにDstny社が加わってロット・デスティニー(Lotto-Dstny)として生まれ変わる。