カーボンの新素材CarbonXを使った究極のタイヤ?Ere ResearchからGenus CCXが登場予定
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スイスのパーツブランドEre Researchが、究極の(?)タイヤを発表するらしい?
情報源:ERE RESEARCH PROMISES THE ‘ULTIMATE ROAD BIKE TIRE’ WITH NEW CARBONX MATERIAL
カーボンの新素材、カーボンX(CarbonX)を使用したタイヤ
Innovatie, dat kan alleen maar ten goede van de rijders komen. @ere_research @TheSaddleGuru @CarbonX_NL @One_WD https://t.co/8k29JCwqsd
— WielerVerhaal (@WielerVerhaal) May 19, 2022
現在、Ere Researchには既存のタイヤ製品としてGenusシリーズがあり、チューブレスとしてGenus CCTが存在する。
Ere Research公式:タイヤ製品一覧ページ
まだ同社から正式な発表ないのだが、その新作タイヤはGenus CCX。シクロクロスの「CX」ではなく、この「X」は、素材であるCarbonXの「X」だと思われる。
最大の特徴は、素材にCarbonXを使っている点と、そしてビードにはケブラー素材が使われていない点。このCarbonXについては次のサイトを見て欲しい。
参考(CarbonX):What is CarbonX®?
理科が大嫌いだった文系のブタには全く意味がわからないが、とりあえず立体構造(3D構造)のカーボンっぽい。最近の他社製品でいうと、スペシャライズドやフィジークから発表されたあの3Dプリントで作られたような構造のサドルをイメージさせる。
このCarbonXの使用により、既存のタイヤよりも転がり抵抗がより低く、より長寿命で、よりグリップ力の高いタイヤとなっているようだ。
具体的には、新タイヤGenus CCX チューブレス(フックレスリム互換モデル)は、Ere Reseachの既存のチューブレスタイヤGenus CCTとくらべると、大雑把にいうと次のような性能向上が見られた。
- 転がり抵抗が0.9W減少
- 耐パンク性能が40%向上
- グリップ力が66%向上
この新タイヤGenus CCXはまずは26mmと28mm幅(ともに700C)の2種類で展開され(その後30mmも追加予定)、320TPIのコットン混合ケーシングで作られている。ビードは上述のようにケブラー素材ではなく、伸縮性の低いZylon(ザイロン)で出来ている。
26mmサイズの場合は重量が220g、小売価格はユーロ圏だと€89(約1万2000円)となるもよう。北半球では今夏に販売開始となるようだ。
ロードバイクの機材が好きな人やレースガチ勢にとってはおもしろいタイヤとなるかもしれない。