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現役最後の母国イタリアでの大舞台に挑んでいるヴィンツェンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)。第14ステージでは熱い力走を見せ、イタリアを大興奮させた。
ニバリはこのジロで「なんらかの結果を出し、自分の痕跡を残したい」と強く意気込んでいるが、難易度☆4つの山岳ステージだった昨夜の第15ステージでは攻撃をほとんどしかけることはなく、マリアローザグループでフィニッシュ。
なぜあまり攻撃をしかける動きがなかったのかといえば、ニバリ曰く「自分は総合順位が高いこと、そして追い風だったから」とのこと。
情報源:Nibali: Tailwind meant it was pointless to attack on stage 15 of the Giro d’Italia
ニバリが言うには、最後の山岳が追い風のせいで集団の速度がかなり速かったようだ。そしてそれにイネオスの完璧なコントロールが加わり、アタックをかけて抜け出すことが不可能だったらしい。たとえそれをやっても無駄になるだけ。
それに加えて、前日の第14ステージでニバリが攻撃をしかけたときは、すぐにジャイ・ヒンドレー(Jai Hindley)が追いついてきた。総合順位でトップから2分58秒遅れの8位につけるニバリが動くと、他の総合上位陣もすぐに反応しチェックされてしまう。
そうした総合順位の高さもあってマークが厳しく、なかなかここぞと抜け出すチャンスが少ないようだ。順位が高いのも痛し痒しか。
ただ最近はずっとコンディション良く走れていて、また上述のように「ラストジロ」にかける思いも強い。休息日あけの最終週の山岳決戦では必ずまた攻撃をしかけてくれるだろう。
引退前最後のブエルタで魔の山アングリルを制したアルベルト・コンタドールのように、ニバリもその栄光を残せるか?