ポルシェが自転車に本腰?電動自転車のFazunaを買収し完全子会社化
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知らない人間はいないと言っても過言ではない、ドイツの高級車会社のポルシェ。そのポルシェは今年の2月に、同じくドイツの電動自転車(Eバイク)ブランドFazunaの株式を20%取得していた。
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そして先日ポルシェは、そのFazunaの株式の残り80%も全て取得したようだ。これによりFazunaを完全子会社化したことになる。
情報源:Porsche swallows Fazua whole: acquires 100% of shares from lightweight e-bike drive system brand
ポルシェはそのFazuna以外にもおなじく電動自転車メーカーのGreypの株式もその過半数を取得しており、そして今回のFazunaの完全子会社化とあわせて、電動自転車分野へ注力する姿勢が明白なものになっている。
またポルシェ以外の有名自動車メーカーも電動自転車という分野に投資をしている。プジョーやGMがその例だ。それらもやはり直接的に同分野に投資したりしている。
これら欧米の有名自動車メーカーがどういった戦略と未来を描いて電動自転車に投資をしているのかはわからないが、ひょっとしたら同じグループ同士の自転車と車ならば互いにつながりあうイメージなのかもしれない。
たとえばポルシェの車とポルシェ/Fazunaの電動自転車が街中で情報を共有して連携することで新たな都市交通体験やサービスを提供するような都市像を描いているのかも?
単なる投資目的ならば別に株式を100%保有する必要はない。ところが今回は完全子会社にしたわけで、Fazunaを完全にポルシェがコントロールできるようになる。反面、そのリスクも100%背負うことになる。ポルシェの本気度が見て取れる。