昨日バーレーン・ヴィクトリアスに再び強制捜査

今週の月曜日にツール・ド・フランス開幕を目前にして突然バーレーン・ヴィクトリアスを襲ったのが、ユーロポールのドーピング捜査。数カ国の渡る捜査で、複数の選手がその居所・自宅の強制捜査を受けた。また昨日の木曜日にはコペンハーゲンに滞在中のチームのホテルにも捜査の手が入った。

関連過去記事：数カ国の警察がバーレーン・ヴィクトリアスの選手らに強制捜査

その強制捜査後バーレーン・ヴィクトリアス側は「別にやましいことは何もない。無駄な捜査おつ！」みたいな感じで声明を発表していたが、どうやら警察は薬や電気機器類を押収していたもよう。フランス当局が明らかにした。

情報源：Police seize medicines and electronics in Bahrain Victorious Tour de France raids

今回の捜査はイタリア、スペイン、スロベニア、ベルギー、ポーランド、クロアチア、そしてデンマークで行われた大規模なもの。ユーロポールの支援を受けて実行された。

昨日のホテル捜索後にチームは公式声明を発表。それが上のツイートだ。そこでは「何も押収されなかった」という趣旨のことが書かれているのだが、フランス当局が明らかにしたところによると、上述のように薬や処方箋、それにPCやスマホなどの電子機器類が押収されていたようだ。

ただそうした薬などが禁止物質なのかどうかなどは不明。当局が疑う疑惑との関連性があるのかないのかを今後そうした押収物を分析していくのだろう。その結果、何も違法なことは見つからなかったとなるかもしれないし、そうでなくとも、ちょっとしたことにイチャモンをつけて捜査を長引かせる口実にする方針かもしれない。