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ブランドン・マクナルティ「今年のポガチャルは過去最強」

タデイ・ポガチャルのチームメイト、ブランドン・マクナルティが語る2022ツール・ド・フランスにおけるポガチャルの好調さ

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今年のツール・ド・フランスで三連覇を狙うチームUAEの若き絶対王者タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)。 

すでに今大会でもマイヨ・ジョーヌに袖を通し、さらにステージ勝利も2度挙げている。また昨日の第9ステージも最後の最後でたとえ1秒でも2秒でもライバルに差をつけるべく果敢にゴール前でスプリント。油断することなく、常に容赦のない攻撃をしかけている。まさに万全の状態でツールを「楽しんでいる」とも言える。

そんな今大会のポガチャルについて、チームメイトの若きアメリカ人、ブランドン・マクナルティ(Brandon McNulty)は次のように評する。

情報源:Brandon McNulty on Tadej Pogacar: ‘I’ve never seen him this good and he’s hungrier than ever’ at this year’s Tour de France

“I’ve never seen him this good and he’s hungrier than ever,”

訳「こんなに調子のいいポガチャルはこれまで見たこと無いし、これまでよりもハングリーだ」

このようにマクナルティはポガチャルが心身ともに過去最高の状態にあると話す。

この調子だとマクナルティは来年からもポガチャルについて次のように話しそうだ、すなわち、

2022:マクナルティ「ここ数年で最高」

2023:マクナルティ「50年に1度の出来」

2024:マクナルティ「10年に1度の当たり年」

2025:マクナルティ「今世紀で最高の出来」

2026:マクナルティ「「2023年の50年に1度のできを超える仕上がり」」

今大会のポガチャルの調子の良さの理由の1つには、なんといっても危険と狂乱に満ちると恐れられていた第1週目をチーム全体としてノーダメージで切り抜けられたことが大きいだろう。

デンマークステージの強風警戒ステージでも、パリ~ルーベの石畳が登場した第5ステージでもチームは誰一人深刻な負傷者や損害を受けることなく安全に走りきり、まさに理想の状態で第1週目を乗り切ったといえる。

それゆえチームの戦略も変更を迫られることなく、明確なかつ当初の予定から一貫した方針を維持でき、余計な混乱がチーム内に生じることがない。シンプルに戦えるため、誰もが自分の役割を予定どおりこなすことをしっかりと遂行可能な状態だ。

こうした点をふまえ、チームUAEは現時点では間違いなく今大会、圧倒的に最強であると言っても過言ではないだろう。

トラブルがなければこの最強チームに支えられた最強ポガチャルが最強のままツールを三連覇することは想像に難くない・・・かもしれない。

なお、昨日の第9ステージではブランドン・マクナルティは逃げ集団に入っていたが、これは当初の予定にはなかったことで、スタートしてからチーム内で「やってみたら」みたいな感じになったらしい。」

そして実際に逃げに乗ることに成功したわけだが、マクナルティとしてはステージ優勝を狙うつもりは全くなかったようで、その意図は、「逃げの集団に乗れば(ポガチャルがいるから)自分は逃げ集団を牽引する責任もないし、その後方で座ってるだけでいいから楽ちん。体力を温存してポガチャルとチームが自分を必要とした場面で動けるように待機するだけ」というものだったようだ。

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