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過去4度のツール・ド・フランス優勝を成し遂げているかつての絶対王者クリス・フルーム。今はその面影を見るべくもない。
その直接の原因となったのはやはり2019年のクリテリウム・デュ・ドーフィネ(Critérium du Dauphiné)の試走中に落車し大怪我を負ったことだろうか。ほんのもうちょっと運が悪ければ選手生命を失うような怪我だった。
もはや5勝クラブ入りは絶望的だろうが、それでも今年のツールに参加しているフルームは次のようにポジティブに話す。
情報源:Froome ‘feeling better and better’, looking for Tour de France opportunities
“For me personally, I’m feeling better and better,”
訳「個人的にはどんどん調子が上がってきている」
“Hoping to have a look around and stay awake for opportunities, really see what opportunities present themselves in the race, and if the legs are good, I’m certainly going to go for it.
訳「これからは周囲を見ながら、チャンスをうかがいながら走って、実際に今後どんなチャンスがあるのか探っていきたいね。もし脚の調子がよければ、必ずステージ優勝を狙って動こうと思ってるよ」
フルームはこのように休息日のインタビューに答える。そして第1週目を振り返ってみると、「マジで典型的なツールのそれ」だったとの感想を述べる。つまり落車や神経質なレース展開といった全てが、ツールの第1週目としてはいつもどおりだったと。
またチームとしては、やはりパリ~ルーベの石畳が登場した今大会最恐ステージの第5ステージでサイモン・クラーク(Simon Clarke)が優勝したことがチームにとって大きな出来事だったと語る。
フルームは、チームイスラエルがワールドツアーへ昇格して3年目のチームで比較的若いチームだからこそ、サイモン・クラークの勝利は大きな影響をもち、チームの士気が一気に高くなったと言う。
また今後のチーム方針としては、ダブルエースの1人ヤコブ・フルサン(Jakob Fuglsang)を全力でアシストし、彼のステージ優勝をサポートする計画。もう1人のエースだったマイケル・ウッズ(Michael Woods)は第9ステージで落車に見舞われて複数箇所を負傷したせいで、万全の状態ではないからだ。
はたして、フルームが逃げに乗り、2018年のジロ第19ステージの歴史的独走勝利のような力強さを再び見せてくれることはあるのだろうか。
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