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昨日の第11ステージはブタが予想もしていなかったトンでもない事態が発生した。あの若き絶対王者が自身のツール・ド・フランス史上で初めてライバルに破壊され、マイヨ・ジョーヌを失うということになった。
ただタデイ・ポガチャル当人には悪いが、これで一気に今年のツール・ド・フランスがおもしろくなったのも確か。正直ポガチャルが強すぎて、1週目の終わりですでに「あ、これもうポガチャル優勝や。あとは消化試合」みたいなことを思っていた人も多いはず。
今後のポガチャルのリベンジはあるのか、UAEの作戦がどう変更されていくのか、他のライバルたちの動きこれまでとは異なったものになるのか、などなどファンの関心も俄然高まっているのではないだろうか。
そして今日の第12ステージもそんなファンにとって必見の再注目ステージの1つ。アルプス三連戦の最後を飾るステージで、なんと超級山岳が3つ詰め込まれている。しかも最後はあのラルプデュエズでゴールというワクワクが止まらないステージだ。
今日はフランス革命記念日の日。革命という点では昨日の第10ステージがまさに革命だったわけだが。
今日の第12ステージは一番最初の超級山岳がその日で一番標高が高い設定で、これは昨日も登場したガリビエ峠だ。今日は昨日とは反対のほうからのぼっていく。
昨日がんばりすぎた選手はもうこのガリビエ峠でいっぱいいっぱいになるかもしれない。今日は登坂距離23km、平均斜度5.1%だ。
次に登場する超級がクロワ・ド・フェール。なんと29kmにも及ぶ登坂距離。平均斜度はそれほどでもないのだが、それは下り区間があるから。
後半は10%前後の勾配が4kmも続く区間があったり、最後もそれなりの斜度のつづら折れとなっているため、難易度は高い。
そして最後にラルプデュエズの山頂フィニッシュが待ち受ける。
ラルプデュエズはツールに4年ぶりの登場らしい。つまりポガチャルたちの若い選手はツールで本格的にのぼったことがないということ。もちろん試走などはしているだろうが、それと大会期間中にライバルたちと競いながら登るのは全くの別物。
登坂距離13.8kmで平均斜度8.1%だ。
この日の総獲得標高は約4800m。やったぜ。
この第12ステージがツール最終週の天王山として用意されていてもおかしくないと思うのだが、今年はまだ第12ステージというツールの中間地点でしかないのに、こんなステージが用意されている。
そう、まだツールは中盤。
これから最終週までまだまだ続く。ポガチャルの陥落で一気に活性化するかもしれないし、Jumbo-Vismaが最後までヴィンゲゴーを守り切るのかもしれない。