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ロードレースの2022クラシカ・サン・セバスティアン

ポガチャル vs レムコ?2022クラシカ・サン・セバスティアンの感想・結果・ハイライト動画

2022クラシカ・サン・セバスティアン

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今年のクラシカ・サン・セバスティアンには、優勝候補のレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)、42歳のアレハンドロ・ベルベルデおじさん、今年のジロ・デ・イタリア総合優勝ジャイ・ヒンドレー(Jai Hindley)、今年のツール・ド・フランスに出場した多くの選手、そして新城幸也も出場。

定番のワンデーレースの結果は?

2022クラシカ・サン・セバスティアンのコース

ロードレースの2022クラシカ・サン・セバスティアンのコース
© OCETA. 2022. 大会公式より

グランツールなどと比べて大きな山はないが、中級(?)ぐらいの山が6個という感じ。やはり勝負を決するのは160km地点からの2級→1級→最後の2級という3つの山のどれかになるだろうか。

新城幸也が日本チャンピオンジャージで出場

タデイ・ポガチャル脱落

レムコ・エヴェネプールとの対決が期待された今年のツール総合2位のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)だったが、ゴールまで残り63kmの時点で脱落する。

やはりツールで蓄積された疲労からの回復や調子の維持は難しいか。

昨年のツール総合優勝→あの過酷な東京五輪3位が頭おかしすぎた・・・

パターン入った!またおまえか・・・

残り50kmあたりから始まる1級山岳ERLAITZの登り。そのプロフィールがこちら。

この登りでまずはチームEFのエステバン・チャベス(Esteban Chaves)がスピードをあげていくが、その後で入れ替わるように優勝候補のレムコ・エヴェネプールが加速して、先頭集団から抜け出す。

これにサイモン・イエーツ(Simon Yates)だけがついていく。

しかしレムコはサイモンにチェックされたことも全く意に介していないように自分のペースでペダルを踏み続ける。

レムコはTTが得意なだけに一定の高出力を維持するのは得意。一定の勾配が続く山で淡々としかし力強く走り続ける。

これにサイモン・イエーツがついていけない。ゴールまで残り40km以上もあるところでレムコの独走がスタートする。

(‘A`)「アカン、レムコのパターン入った。これもう決まりやろ」

最大斜度19%、最後の登り

レムコはそのまま快走。後続はイネオスのパヴェル・シヴァコフ(Pavel Sivakov)とカルロス・ロドリゲス(Carlos Rodríguez)。シヴァコフがロドリゲスの前でずっと走行し、アシストとして牽引する。

しかし、レムコとの差がまったく縮小しない。

ロードレースの2022クラシカ・サン・セバスティアン

そしてゴール地点にレムコが独走のまま戻ってくる。後続のイネオスコンビとは1分以上の差。だがこの時点ではまだレース終了ではなく、あと1周残っている。

ラスト1周には今日最大の難所が登場する。最大斜度19%をほこる2級山岳MURGIL(ムルギル)だ。

この山にはバスクのオレンジ軍団が集結し大盛りあがり。まるでグランツールの名物峠のような熱い盛況。

ロードレースの2022クラシカ・サン・セバスティアン

もうこの時点で後続とは2分ほどの差。そしてこの差がさらに開いてる。もうレムコの優勝は確定と言っていい。

一方後続のイネオスコンビだが、なんとアシスト役だと思ってたパヴェル・シヴァコフが登りで先行し、ロドリゲスが遅れていく。それからはシヴァコフが単独でレムコを追う。だがもはやレムコとの差は決定的。

そんなシヴァコフをいつのまにか激しく追い上げていた選手がいた。ツール・ド・フランスでユンボ・ヴィズマを支えた1人、ティシュ・ベノート(Tiesj Benoot)だ。この二人で2位、3位争い。

その二人から遅れたロドリゲスはトレックのフ○ッキ○・ス○ムさんことバウケ・モレマ(Bauke Mollema)に追いつかれる。4位争いが勃発。

仮にモレマが4位になったとすれば、過去10年のこの大会でモレマは2011年DNS→5位→9位→2位→6位→2016年1位→3位→2位→5位→昨年10位となっているので10年連続でトップ10達成となる。

これはこれでなんか新しい記録となりそうだが、どうなのだろうか。

そしてレムコ圧勝のゴールシーンをどうぞ。

これでレムコは最高の状態でブエルタ・エスパーニャへ殴り込みをかけることになる。

期待されたグランツール適性はこれまでのところ発揮できないままだが、はたしてブエルタでは三週間のレースで総合優勝を狙えるようになった新生レムコまたは覚醒レムコが見られるのだろうか?

ハイライト動画

のちほど。

結果

1レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)Quick-Step Alpha Vinyl Team1位との差
2パヴェル・シヴァコフ(Pavel Sivakov)INEOS Grenadiers1:58
3ティシュ・ベノート(Tiesj Benoot)Jumbo-Visma2:31
4バウケ・モレマ(Bauke Mollema)Trek – Segafredo3:11
5カルロス・ロドリゲス(Carlos Rodríguez)INEOS Grenadiers,,
6サイモン・イエーツ(Simon Yates)Team BikeExchange – Jayco3:28
7トムス・スクインシュ(Toms Skujiņš)Trek – Segafredo4:09
8マティアス・スケルモース(Mattias Skjelmose Jensen)Trek – Segafredo,,
9リゴベルト・ウラン(Rigoberto Urán)EF Education-EasyPost,,
10ロレンツォ・ロータ(Lorenzo Rota)Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux,,
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