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来年からのワールドツアーチーム昇格を狙う最強ProTeamのアルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin-Deceuninck)が、5人の選手の移籍を発表した。次のツイートを見て欲しい。
アルペシン・ドゥクーニンクが4選手との契約を発表しました✍️
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】ブエルタ🇪🇸8/19開幕 (@jspocycle) August 3, 2022
2年契約
セーアン・クラーウアナスン(現DSM)
カーデン・グローブス(現バイクエクスチェンジ)
3年契約
クイントン・ヘルマンス(現アンテルマルシェ)
ジェンセン・プラウライト(現コンチネンタルFDJ)#jspocycle https://t.co/Ztiene5nMH
And there is another good news for @nikconci as well! #AlpecinDeceuninck pic.twitter.com/2T1Q1rSL0E
— Alpecin-Deceuninck Cycling Team (@AlpecinDCK) August 3, 2022
最後のニコラ・コンチについては、もともとトレック・セガフレードで走っていたが、今年はあのロシアチームのガスプロムに所属。同チームがロシアのウクライナ侵攻を理由としたUCIの制裁によって活動できなくなっていた。
その後アルペシン・ドゥクーニンク(旧アルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix))と契約し、その育成チームに入っていた。1チームの選手枠は上限30人と決まっているので、それを超えたときはひとまず育成チームに所属させるという手段が取られる。
そしてコンチは来年に向けて正式に一軍昇格となった。そういう意味では厳密には移籍というわけではないか。
セーアン・クラーウ・アナスン(Søren Kragh Andersen)の移籍については次の過去記事で紹介した噂どおり。
また現アンテルマルシェ(Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux)のクイントン・ヘルマンスについては、4月の時点で「アンテルマルシェがクィンティン・ヘルマンスを手放す?契約延長の障害とは?」というネタを紹介していた。
そして今回このとおりに移籍となった。
おそらく来年アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin-Deceuninck)は予定どおりワールドツアーチームへ昇格できると思うが、その場合もチームとしてはグランツールなどで総合優勝や総合成績上位を狙う戦略はとらないと明言している。
これまでのようにクラシックなどワンデイレースやグランツールでのステージ優勝を狙うことを目標とするとのこと。
今回新しく獲得する選手の顔ぶれをみても「なるほど、たしかにその戦略どおり」と理解できるのではないだろうか。