最大斜度24％がプロトンを粉砕！2022ブエルタ第9ステージのハイライト動画・結果

今日は休息日前日。そこに狂った山頂ゴールが設定された。1級山岳のレス・プラエレス。距離は短いのに1級山岳ということは、平均斜度が厳しいということ。実際15％前後が続く難所でしかも最大斜度は24％にもなる。

間違いなくここでドラマが生まれるはず･･･！

第9ステージのコース

上述のように最後に頭のおかしい峠、レス・プラエレスが登場。1級山岳なのに登坂距離は3.9kmで、平均斜度は12.9％。最大斜度は24％！

4年前の2018年ブエルタではサイモン・イエーツ（Simon Yates）が制した峠でもある。

そのときサイモンは15分19秒で登りきったらしい。

ハイライト動画

感想

南アフリカ人の勝利

ステージ優勝のルイス・メインチェス（Louis Meintjes）は南アフリカ人で、意外にもワールドツアー初勝利で、しかもグランツール初勝利。

所属チームのアンテルマルシェ（Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux）は、降格争いからほど遠い好順位に立っているが、それでもUCIポイントはいくらあっても良いもの。

南アフリカ人選手のグランツールでのステージ優勝は誰以来だろう？おそらく、2019年ツール・ド・フランス第16ステージで優勝したダリル・インピー（Daryl Impey：現イスラエル・プレミアテック所属）以来か？

レムコと2018年ジロのサイモン・イエーツ

それにしてもレムコ・エヴェネプール（Remco Evenepoel）が強い。だがそんなレムコを見て、かつての2018年ジロ・デ・イタリアで第1週から圧倒的な走力で最強だったサイモン・イエーツを思い出す。

そのジロでサイモン・イエーツは第三週目の最後に力尽きてマリア・ローザを失った。

レムコもそうならなければいいが･･･

またレムコが崩れるより前に、チームのアシスト陣が崩れる可能性もある。コロナ陽性でピーター・セリー（Pieter Serry）はリタイアとなってしまっている。グランツールの山岳ステージでのアシストの慣れ・経験値という点では、クイックステップはやはりユンボ・ヴィズマやイネオスよりも少ないだろう。

そうなれば、レムコは早々と単独で戦わなければならないような展開に追い込まれることもあり得る。

なんだかんだでまだ第1週目が終わったばかり。

結果

ステージトップ10

総合トップ10

各賞ジャージ