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少し気が早いかもしれないが、来年のジロ・デ・イタリアのコースについて少し情報が入ってきた。
来年の2023ジロ・デ・イタリアは、これまでのところ最後はイタリア北東部のエリアで最終決戦という方針だったようだ。
具体的には同エリアにあるフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州が舞台となり、第19ステージ(?)は同州のバイオント川が流れる地域で行われ、翌日の最終日前日の第20ステージは同州のLussari山でタイムトライアル、そして最終日の第21ステージはトリエステで行うというものだ。
しかしそのような方針は変更される可能性があるようだ。特に最終日だけが変更となるかもしれない。
主催者側のRCSは、やはり最終日はトリエステではなく、ローマでフィニッシュのほうがいいのではないかと内部で考え始めているようだ。
グランツールの舞台となるかどうかは地方自治体にとっては非常に重要なことだが、最終日がトリエステからローマに変更になるという点については、その地域の代表者は「とにかく最終日前日のステージが、うちのLussari山で開催されることは夢だった。最終日については知らん」といった趣旨のコメントなので、ローマになっても反対意見は強くなさそうだ。
なお最近のジロ・デ・イタリアは2019~2022まで4年連続で最終日が個人タイムトライアルだった。しかし、来年についてはこの調子ならば最終日は大集団スプリントで終えることになりそうだ。直近のローマでのスプリントフィニッシュは、2018年。そのときはサム・ベネット(Sam Bennett)が勝利している。
その2018年ジロといえば、サイモン・イエーツ(Simon Yates)が大会前半から、あの軽やかなな美しいダンシングで圧倒的なクライミング能力を披露し大会を席巻したものの、最後の最後で力尽き、さらにクリス・フルームが伝説となる80kmの逃げを成功させた史上屈指のおもしろさとなった年だ。
その2018年ジロ・デ・イタリア最終日の第21ステージのハイライト動画と、同大会全体のハイライト動がをどうぞ。