恋人とドーピング?ニュージーランド王者オリヴィア・レイがUSADAから30ヶ月の出場禁止処分
Share your love
アメリカアンチドーピング機構のUSADAから、女子選手でニュージーランド王者に輝いたオリヴィア・レイ(Olivia Ray、24歳)に30ヶ月のレース出場禁止処分を課したとの発表があった。
同団体のツイッターをどうぞ。
New Zealand Cycling Athlete Olivia Ray Accepts Sanction for Anti-Doping Rule Violation https://t.co/odd28SmAo0
— USADA (@usantidoping) September 22, 2022
オリヴィア・レイは今年のニュージーランド選手権ロードレースで優勝、同国チャンピオンになっていた。昨年はラリー・サイクリング(Rally Cycling)に所属し、今年はヒューマン・パワード・ヘルス(Human Powered Health)に所属していた。
しかし今年の1月に、恋人だったジャクソン・ハントレイ・ナッシュ(Jackson Huntley Nash、元アメリカ国内のクリテリウム選手)に対する別の問題との関連で、彼女の禁止薬物接種の嫌疑が浮上。そして、USADAは調査を開始。
その後、今年の7月に彼女自身がニュージーランド紙のニュージーランド・ヘラルドにて、薬物使用を告白していた。
そして所属チームのヒューマン・パワード・ヘルスも彼女についての情報をWEBサイトなどから消去していた。
彼女が使っていたとされるのは、クレンブテロール(気管支拡張の効果)とアナバー(筋肉増強の効果)。昨年の11月から12月にかけて使用したと告白する。
彼女は、恋人のナッシュから禁止薬物を使えとプレッシャーをかけられていて、それが違反行為の主要な理由だと話す。
恋人に捨てられるという恐怖があったのかもしれない。
なお今回の処分である30ヶ月のレース出場禁止処分は、今年の3月10日に遡及して適用される。その日から彼女は暫定的な出場禁止となっていたからだ。