ニバリ「引退後は監督ではなくGMっぽい役割に就く」。将来的にはイタリアのワールドツアーチーム誕生を視野に?
ヴィンツェンツォ・ニバリが引退後のキャリアを明言。監督よりもGM業を目指す方針。
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引退まで残すところ2週間ほどとなったイタリアンレジェンドのヴィンツェンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)。ツール・ド・フランス総合優勝とモニュメントの優勝など数々の偉業を達成してきた37歳だが、引退後に噂されている新チームの創設と、そのチームでの自分の役割についてメディアに語っている。
これまで引退後の来年のニバリについては、スイスに創設される新チーム(ワールドツアーレベルではない)のスポンサーの1つであるQ36.5の広報大使として活動すると言われてきた。
まずこの点について、ニバリは今回のインタビューでそれを認める。
次にその新チームでの役割だが、監督には興味がないと述べ、それよりもQ36.5の広報大使でありながらも、同時にチームのジェネラルマネージャー(GM)に近い役割も果たす予定だと明らかにした。
この発言からすると、ニバリは将来的にチームのGMというキャリア形成を目指しているように思われる。
そしてブタの妄想としては、それはすなわち、母国イタリアから消滅してしまっているワールドツアーチームの創設とそのGM就任という未来図が、彼とその周囲のイタリア人の頭の中に描かれているのではないだろうか。
未来のスポンサー探しだったり、ヨーロッパ経済界での人脈づくりという点では、現場の監督業よりも確かにGM業のほうが有益だろう。
数年後にはニバリGMのイタリアのワールドツアーチーム誕生が見られるかもしれない。