イネオスのダニエル・マルティネスがチーム側との交渉を一時停止?2024年に移籍?
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かつてはツール・ド・フランス常勝軍団として圧倒的なチーム力で最強を誇った英国のワールドツアーチームのイネオス(INEOS Grenadiers)。しかし最近は新世代の台頭とライバルチームの急速な進化により、ツールでは勝てなくなっている。
そんなイネオスが期待を寄せるのがやはり若い世代。イネオスも急激なチームの若返りを実行している。その中の一人コロンビア人クライマーのダニエル・マルティネス(Daniel Martínez)で、現時点では契約は2023年までのようだが、その翌年の2024年にはイネオスを離れるかもしれないという憶測もあるようだ。
情報源:Ineos Grenadiers negotiations with Daniel Martínez hit pause as rider considers options
情報源メディアが聞いた話によると、今夏にマルティネス側がイネオスとの契約が来年も残っているにも関わらず、他チームと接触していたらしい。その中には、かつてマルティネスの獲得を諦めたチームEFやBoraが含まれているとのこと。
実際にコロンビアメディアに対してマルティネスは、「自分の可能性を探っているところ」「他チームからのオファーもある」と述べる。イネオスにおける彼の将来像が曖昧であることに考えるところがあるのだろう。
おそらくイネオスからはまだ(グランツールでの?)エースとして扱われる確約が得られていないのではないか。対して他チームからは、「うちにきたらこのレースとこのレースでエース扱いやで〜」と誘われているかもしれない。
そのためマルティネスは、イネオスとの交渉を急ぐことはせず、いったん話し合いや結論は保留(一時停止)という感じにしているのかもしれない。
ただ現時点ではマルティネス側とイネオス側との間になんらかの確執や問題があるというわけではなさそうだ。ただマルティネスとしてはできるだけ早く(来春ごろ)には、自分の将来像を確かなものにしたいという想いが強いようだ。
もしイネオス側がマルティネスに具体的な彼の将来像を提案できなければ、マルティネスの移籍(2024年?)が現実味を帯びてくる。そのときの移籍先は、個人的にはチームEFの可能性が高いと思う。