ナイロ・キンタナはフランスチームへ移籍?
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この前、ナイロ・キンタナは自らの公式インスタで所属チームのアルケア・サムシックとの契約解消を発表して世界を驚かせた。
その背景には今夏のツール・ド・フランス期間中にUCIが独自に規制している鎮痛剤のトラマドールを使用したルール違反があったことがある。
もはや移籍市場の窓口も狭まりつつある中で自由契約となっただけに、果たして来年に向けてキンタナと契約してくれるチームはるあるのかが問題となるわけだが、どうやら心配は無用かもしれない。
情報源:Nairo Quintana linked with 2023 move to French team
この情報源記事によると、どうやらアルケア・サムシックと同じフランスチームが彼と契約しようとしているようだ。
フランスチームというとワールドツアーレベルではGroupamaーFDJ、Cofidis、AG2R Citroënの3つ。記事によるとこの3つが今のところ候補となっているようだ。現時点では他チームについてはそういった噂はないもよう。
キンタナの来年度の契約が無事にされそうな気配がするというのは良いことだが、個人的に気になるのは、プロチームの一部などによって作られ、独自の薬物規制などを行う団体MPCCに加盟しているチームが、キンタナと契約するかもしれないという点だ。上に述べた3つのフランスのワールドツアーチームはMPCCのメンバーだ。また、フランスのProTeamのB&B Hotels – KTM、TotalEnergies、Arkéa-Samsicも同団体に加盟している。
仮にキンタナがスポーツ仲裁裁判所CASでの争っている訴訟で敗北した場合に、キンタナはUCI規制薬物トラマドールを使用したことになるが、MPCCに所属しているチームとしてはそんなキンタナと契約するということで良いのだろうか?チームのイメージというか、スポンサーへの説明というか、そういう観点からはどうなのだろう。