EFのミカエル・ヴァルグレン復活へ。選手生命を奪うような重傷からレース復帰へ
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EF Education-EasyPostのミカエル・ヴァルグレン(Michael Valgren)は、今年のツール・ド・フランス前に行われたレース、ルート・ド・オクシタニー(Route d’Occitanie)でコーナーを曲がり切れずフルスピードのままガードレールにつっこみ転落した。そして、骨盤骨折、膝靭帯の半月板を激しく損傷。診断した医者も再びレースができるようになるかは言えないほどの重傷だった。
しかし妊娠中の妻、1人の子供をもつ父親ヴァルグレンは不屈の闘志でリハビリに励み、先日は「このままでは終われない」と来シーズンからのレース復帰に意欲を燃やしていた。そしてついに昨日チームEFから来年度について正式な発表があった。下のツイートを見て欲しい。
“I am in really good hands and I am working hard every day, so sooner or later I will be back.”
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) October 18, 2022
In order to allow him time to recover fully and not rush his recovery, @michaelvalgren will start the season with @EFNIPPODevo.
Day by day, champ 💕https://t.co/JlJgGm4vwX
まずレースへの復帰が決定した。しかしまだ完全回復とはいえず、それには時間が必要。そこでワールドツアーのエリートチームとしてのEF Education-EasyPostではなく、しばらくはその育成チームであるTeam EF Education-NIPPO Developmentで走ることになった。
ワールドツアーのレースはまだ回復途上の肉体には激しすぎる。そしてレース日程も忙しい。それでは完全回復に支障がある。そこでまずはいろいろ余裕がある育成チームでリハビリをかねて実戦に慣れていくことになった。とにかく復活の光が見えたということでファンには朗報だろう。