来年もカラパスはツール総合優勝を狙わず?
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今年まで所属したイネオスから来年はチームEFで走るリチャル・カラパス(Richard Carapaz)。東京五輪ロードレースの金メダリストだ。
そして昨日2023ツール・ド・フランスのコースが発表されたわけだが、EFのボスであるジョナサン・ヴォーターズはそのコースはカラパスに向いてると評する。
情報源:Carapaz and Vaughters leaning towards Tour de France assault in 2023
ヴォーターズは、来年のジロとツールを比べると明らかにツールのほうがカラパスに向いていると話す。TTがさほど強くないカラパスにとってそれなりの長さの個人TTが3つもある来年のジロはやはり難しいか。
同時に「来年のツールでどう走りたいかは彼の希望を聞いてから」とも話して、来年のツールにカラパスが出場するのはほぼ確定という感じだ。
そしてこのように総合争いをするのか、ステージ優勝または山岳賞を狙うのかはカラパス次第だとするが、ヴォーターズとしてはなかなか困難な総合表彰台を狙うよりは、ステージ優勝と山岳賞を狙うほうがスポンサー的な観点からは有益だとも話す。
加えて、
I don’t think we need to change the history of our team for the last 15 years and go all-in on an attempted GC. I’m not ruling out going all-in Carapaz but it’s not how we’ve raced the Tour in the past.”
訳「自分としてはチームの来年の戦い方を過去15年間のそれから変える必要はないと思ってるし、グランツール総合優勝だけを本気で狙う必要もないと思ってるんよ。たしかにカラパスの総合成績だけに絞る可能性も否定はせーへんけど、でもそういうのはこれまでのうちのツールでの戦略とは違うからね」
ヴォーターズはこのように述べて、カラパスが来年のツールに参戦することを前提にしても総合成績は基本的に狙わない方針を明らかにする。