キンタナがバーレーン・ヴィクトリアスと契約との噂を、同チームが正式に否定
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ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)といえばUCIが独自に禁止しているトラマドールを使った問題でUCIと法廷闘争となり、スポーツ仲裁裁判所CASで敗訴。そして来年度の契約もまだ発表されていない。
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そんな中、この週末にキンタナが「来年度はワールドツアーで走ることになる」と発言。これからすると、すでに移籍先は決定しており、しかもワールドツアーチームのどこかなのかと考えられる。
そして候補としてメディアに挙げられたバーレーン・ヴィクトリアス。だが、少し前に同チームはそれを明確に否定した。
情報源:Bahrain Victorious denies rumors Nairo Quintana is joining team
バーレーン・ヴィクトリアス側はキンタナとの交渉があったかどうかは明らかにしていないが、契約の噂そのものははっきりと否定。
なぜバーレーンがキンタナと契約という噂が流れたのかは不明だが、思うにおそらくバーレーンの保有選手数にまだ余裕があること、今年チームを支えた強い選手が複数移籍してチームを離れてしまうことなどがそうした噂を生み出したのではないだろうか。
保有選手数でいえば、2023シーズンに向けての現在バーレーンの選手数は27名で、あと4名の余裕がある。次に、チームから出ていってしまう選手については、ルイス・レオン・サンチェス(Astana Qazaqstanへ)、ディラン・トゥーンス(Israel-PremierTechへ)、ヤン・トラトニック(Jumbo-Vismaへ)、そしてドメン・ノヴァク(UAE Team Emiratesへ)だ。さらに、昨年大活躍したソンニ・コルブレッリの引退もある。
そうした事情の中で山岳ステージでポイントを稼げるキンタナをチームが欲するのでは、という想像はわからなくもない。