アルペシンがZwiftアカデミー王者を獲得
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来年度からワールドツアーチームとなるアルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin-Deceuninck)が、今年のZwiftアカデミー優勝者のイタリア人ルカ・ヴェルガリット(Luca Vergallito)と契約した。チームのツイッターを。
We are excited to announce our newest addition to the #AlpecinDeceuninck family, @GoZwift Academy 2022 winner Luca Vergallito! Welcome!
— Alpecin-Deceuninck Cycling Team (@AlpecinDCK) December 17, 2022
We look forward to the new great adventure with Luca in pro peloton! pic.twitter.com/8cJNcSh9HM
ルカ・ヴェルガリットはミラノ出身の25歳。現在はスポーツ科学を専門とする大学院生で来年に日本でいうところの修士課程を修了するようだ。
身体能力的にはプロでやれるとの判断なのだろう。だがプロの戦場であるプロトンで走るためのテクニックや感覚を身につける必要があるわけで、まずはプロトンに慣れることが重要だろう。一人の危険が集団全体に危険につながるため、まずは下のカテゴリーで経験をつませようという考えもあると思う。
ルカ・ヴェルガリットは「プロになるのが目標だった。幼少時代から自転車競技はやってきたが、これからはもっと努力が必要。ベストを尽くす。チームとZwiftには感謝。自分はやれるというのを証明したい」と話す。
Zwift出身のプロといえば、なんといってもジェイ・ヴァイン(Jay Vine)。力強いクライミング能力で、今年のブエルタ・ア・エスパーニャでは途中まで山岳賞位ジャージをキープしていた。残念ながら落車で大会リタイアとなってしまったが、それがなければおそらく山岳賞を取っていた可能性はとても高かっただろう。来年からはチームUAEだ。
そんなヴァインに続き、ルカ・ヴェルガリットもプロトンで羽ばたけるか?
もし彼も高い能力を見せることに成功すれば、Zwiftアカデミーの価値は非常に高くなるはず。多くのプロチームがこれまでよりさらにZwiftアカデミーでの才能発掘に力を入れるかもしれない。それはZwiftにとってさらなる成長にもつながる。