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ワールドツアーチームのボーラ・ハンスグローエ(Bora-hansgrohe)やスーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)にバイクを供給するのがアメリカンブランドのスペシャライズド(Specialized)。
そんな同社が、新しく開発している製品のプロトタイプを実際にプロトンでテストするプロジェクトが、「プロジェクト・ブラック(Specialized Project Black)」だ。
そのプロジェクト・ブラックから2023年に販売されるかもしれない「未来の製品」が3つ、次の情報源記事で紹介されている。
情報源:Specialized Project Black Teases S-Works Prototype Tire, Mirror Saddle & Aerobar
まず1つめは、S-Works Turboの最新タイヤだ。今そのプロトタイプをプロが試しているところらしい。
Turboシリーズのタイヤは、昨年9月にラインナップが刷新された。
過去記事:Specializedが新ホイールRoval Rapide CL IIと新しいTurboシリーズのタイヤを発表
現在スーダル・クイックステップのカスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen)とイヴ・ランパールト(Yves Lampaert)がそのプロトタイプをテストしているらしいが、そのプロタイプ版と現行の最新Turboシリーズとの大きな違いは、タイヤのセンター部分だ。
現行の最新Turboシリーズではセンターがスリック(つるつる)。しかし、カスパー・アスグリーンらがテストしているプロトタイプ版はセンター部分が細かくザラザラな設計となっているようだ。
テストしているのがランパールトとアスグリーンであること、そしてタイヤの中央もザラザラしていることなどを考えると、石畳や未舗装路などクラシック系レース、または雨のレースなどで使われるためのタイヤとなるのだろうか?
スペシャライズドが誇る快適サドルが、ミラーサドルシリーズ。そのシリーズには現時点で最近流行りのショート形状のPowerと、それよりはもうちょっと保守的な形状のRomin Evoとが存在する。
そしてプロジェクト・ブラックでは現在、3番目のミラーシリーズとなるサドルがテストされているようだ。
形状的にはMTB用サドルのPhenomに似ているとかなんとか。
そして最後にTTバイク用のエアロバーも、そのプロトタイプがテストされているようだ。