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鎮痛剤のトラマドール問題でアルケア・サムシックとの契約が解消され、移籍先のチームを探していたコロンビアンクライマーのナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)。
そんな彼と契約間近とも伝えられていたチームが、イタリアのProTeamであるTeam Corratec(チーム・コラテック)だ。
そして同チームは今年のジロ・デ・イタリアにワイルドカード枠として招待されることが発表されている。
だが、Team CorratecのボスSerge Parsaniはメディアの取材に対して、「キンタナとの接触はない」と明確に否定したとのニュースが飛び込んできた。
情報源:Team Corratec boss denies links with Nairo Quintana
キンタナに全く興味がないわけではないだろうが、Serge Parsaniはキンタナと契約する考えはない理由として次の2点をあげる。
1つはチーム予算のいう理由。Team Corratecは決して大きなチームではないためチームの予算が少ない。トップクライマーであるナイロ・キンタナを満足させる給与は払えないとうことだ。
2つ目は、Team CorratecはMPCC(プロチームの一部などによる自治組織:Mouvement pour Cyclisme Crédible または Movement For Credible Cyclingの略)に昨年の12月に加盟したという理由だ。
MPCCは独自のドーピング対策ルールなどを定めており、それは通常のアンチドーピングルールよりも厳しい基準のものだ。つまり加盟したチームにはより厳格な清廉さが求められる。
そのMPCCに加盟した以上は、UCIが指定する禁止物質のトラマドールで問題となったキンタナと契約するわけにはいかないという事情だ。
すでに2023年のワールドツアーは始まっている。はたしてキンタナはどうなるのか?